ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
俳優の上川隆也さん(46)が30日、東京都内で行われた劇場版アニメ「劇場版NARUTO−ナルト−ブラッド・プリズン」の初日舞台あいさつに登場した。「NARUTO」の大ファンで映画オリジナルキャラクター、マロイの声を担当した上川さんは「僕の世代だと最後のシーンは『東宝チャンピオンまつり』の『キングコング対ゴジラ』という作品がありましてお城をバックに戦うんですね。それを彷彿(ほうふつ)とさせる絵作りがされているんですよ。ちゃんとそこがオマージュというか敬意を払った作品になっているのも楽しめましたね」と興奮気味に語り、「すごいですね、(実はそのシーンは)ちょっと狙いました」とむらた雅彦監督を驚かせていた。
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「NARUTO」は、岸本斉史さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の忍者アクションマンガが原作。02年からテレビアニメの放送が開始され、劇場版アニメは04年から毎年公開されており今回で第8弾となる。雲隠れの里の長である雷影の暗殺未遂と霧隠れと岩隠れの上忍を殺害した罪に問われたナルトが、「ブラッド・プリズン」といわれる罪人収監所「鬼灯城(ほおずきじょう)」に投獄される。城のあるじ「無為」が操る最強の禁錮術によって力を奪われる鬼灯城の中で、ナルトは何者かに命を狙われる。無実を証明するために事件の真相を追うナルトたちの戦いが始まった……というストーリー。主題歌はタレントの上地雄輔さんの“遊助”名義の新曲「雄叫び」が起用されている。
上川さんは「アニメ−ションは2本目なんですが、初めての人間役を演じて、初めて肉体を持ったんですね。人を演じるというのを目の当たりにして距離感、空気感が楽しくもあり、難しくもありという感じだった」とアフレコの苦労を語った。映画については「アクションを存分に楽しめ、『少年ジャンプ』の理念である友情、努力、勝利が貫かれている」と熱く語り、遊助さんのトークにもツッコミを入れるなど会場を盛り上げた。上川さんは原作者の岸本さんに「原作に(上川さんが演じた)マロイが出てくる余地はありますか?」と質問。「出てきませんね……無理やり出そうと思えば出せます。マンガの脇の方にちょっと描いているのかもしれない……」という岸本さんの答えに軽くショックを受けた様子だった。
舞台あいさつには上川さん、むらた監督、原作者の岸本さん、遊助さんのほかに主人公ナルトの声を担当した竹内順子さん、木ノ葉丸の役声を担当した大谷育江さんが登場した。映画は30日から全国で公開中。「炎の中忍試験!ナルトVS(バーサス)木ノ葉丸」も同時上映。(毎日新聞デジタル)
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