アニメやゲームなどのキャラクターになりきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2011」(テレビ愛知主催)の開催を前に、世界大会に出場する各国代表のコスプレーヤーたちが3日、外務省を表敬訪問した。高橋千秋副外務相は「日本に来ていただき、心から感謝を申し上げたい。3月の地震で今、日本は大変なときですが、日本とそれぞれの国の架け橋になることを祈っております」と述べ、「薄桜鬼~新撰組奇譚~」の藤堂平助のコスプレをしたメキシコ代表のアビガイル・マスケルバ・ガルシアさんは東日本大震災に触れ、日本語で「皆さん、あなたたちは本当に強い。頑張れ!」と日本人に向けてエールを送った。
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今回、外務省を訪問したのはオランダ、マレーシア、中国、メキシコの4カ国で、「うみねこのなく頃に」のベアトリーチェや「戦国無双2」の阿国、「マクロスFRONTIER」のシェリル・ノームなどに扮(ふん)したコスプレ姿で高橋副相にあいさつした。「鋼の錬金術師」のウィンリィ・ロックベルのコスプレをしたオランダ代表のディアナ・デ・モルさんから、お土産として牛のぬいぐるみを手渡された高橋副相は、「ありがとうございます。机の上に置こうかな」と満面の笑みだった。
「世界コスプレサミット」は03年から毎年、名古屋市で開かれており、05年から各国代表がコスプレを競い合う「世界コスプレチャンピオンシップ」を開催している。9回目の今年は初参加のマレーシアとオランダを含め過去最多の17カ国のコスプレーヤーが集結する予定。チャンピオンシップはこれまでイタリア(05、10年)、ブラジル(06年、08年)、フランス(07年)、日本(09年)が世界一に輝いており、今年は7日に名古屋市東区の「オアシス21」で開かれる。(毎日新聞デジタル)