香取慎吾:こち亀・両津像の除幕式に登場 「宿題よりも映画館に」と映画をアピール

亀有公園に設置された両津勘吉像(中央)と青木克徳・葛飾区長(左)、原作者の秋本治さん(右)
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亀有公園に設置された両津勘吉像(中央)と青木克徳・葛飾区長(左)、原作者の秋本治さん(右)

 人気グループ「SMAP」の香取慎吾さんが主演する映画「こち亀 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」(川村泰祐監督)の舞台である東京都葛飾区の亀有公園に、新たにキャラクター銅像が設置され、6日に除幕式が行われた。式には、映画に出演した香取さんや俳優の速水もこみちさん、沢村一樹さん、女優の香里奈さん、深田恭子さんらが出席。両津勘吉の衣装に身を包んだ香取さんの「1、2、3、ドーゾー」の掛け声で、ベンチに座る両津勘吉像が公開され、香取さんは「ドーゾー、亀有に遊びに来てください。ドーゾー、ぶっ壊さないでください」と訪れたファンや地元住民に銅像を紹介した。

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 映画は、秋本治さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)で76年から連載しているギャグマンガが原作。35年にもわたる連載で、一度も休載せず、「少年誌の最長連載記録」としてギネス記録を保持している。コミックスは174巻まで発行。ドラマはTBS系で09年8月から放送され、ビートたけしさんや加山雄三さん、木村拓哉さんら毎回豪華ゲストが出演することで話題を集めた。映画には、香里奈さん、速水さん、伊武雅刀さんら「こち亀」メンバーがドラマ版に引き続き出演、相変わらずハチャメチャな両津を厳しくも温かく見守る。映画版には深田さんや沢村さんのほか谷原章介さん、夏八木勲さん、平田満さんら豪華俳優陣が加わり映画を盛り上げている。

 葛飾区亀有公園前の派出所に勤務する警察官・両津勘吉(香取さん)は、豪快で型破り、やることなすことハチャメチャで、上司の大原部長(伊武さん)にカミナリを落とされてばかり。同じ派出所勤務の後輩で、パリ生まれの秋本カトリーヌ麗子(香里奈さん)や、大財閥の息子、中川圭一(速水さん)らはハラハラし通しの毎日を送っている。映画では、両津が小学生時代のあこがれの同級生・桃子(深田さん)に偶然再会。シングルマザーの桃子にひかれた両津は、「警察をやめて桃子と一緒になる!」とたんかを切るが、そのころ警察庁長官の孫娘が誘拐される事件が発生し……というストーリー。

 除幕式は、炎天下の中で行われたこともあり、汗まみれの香取さんは「暑い。暑くてワシのまゆ毛が消えてしまう」と話し、「夏休みの宿題は最終日に。宿題よりも映画館に」と子どもたちに呼びかけた。深田さんは「見た人が笑顔になっていただけるような作品です」と笑顔で映画をアピールした。また、沢村さんは「東京23区の中でどこよりも葛飾区が好きです。ほかの区はいらないんじゃないか。今日、初めて葛飾区に来たんですけど」とギャグ交じりに話し、共演者や集まった人たちを笑わせていた。

 亀有には、これまで12体のキャラクター銅像が町中に設置されていて、今回のイベントでベンチに座る両津勘吉像2体が、亀有公園とJR亀有駅前のバス停留所に追加され、計14体となった。また、除幕式では、両津勘吉の特別住民票の贈呈式も行われ、原作者の秋本治さんが、葛飾区の青木克徳区長から住民票を受け取った。映画は6日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)

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