ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON(EDF:IA、アースディフェンスフォース インセクトアルマゲドン)」(PS3・Xbox360)です。ディースリー・パブリッシャーの岡島信幸さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
−−ゲームの特徴とセールスポイントは?
「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」は、日本のアクション・シューティング・ゲーム「地球防衛軍」シリーズからインスパイアされて生まれた米国産のゲームです。
EDF(EARTH DEFENSE FORCEの略)のとある部隊の隊長となって、宇宙からの侵略者「ラヴェジャー」から地球を守るために戦うアクション・シューティングゲームです。PS3版とXbox360版の2種類が好評発売中です。内容はどちらも同じですから、お手持ちのハードに合わせてお選びください。
プレーヤーは、4種の兵士タイプと、300種類以上の武器を駆使して、襲い来る巨大なエイリアンを倒していくことが任務となります。体長が数メートルから数十メートルものアリやクモ、そしてカマキリやスズメバチといった巨大な昆虫タイプの敵や、人型の巨大ロボットなどさまざまな敵が攻めてきます。そのさまはとても恐ろしく、虫が嫌いな方ほど強烈な印象を与えると思いますよ。しかし、そのような圧倒的に不利と思える状況を、EDFの仲間たちとともに覆していく体験は爽快感と達成感にあふれています。
画面分割による2人同時プレーや、オンライン接続による最大3人(ゲームモードによっては最大6人まで)の通信協力プレーが可能ですから、近くの友だちとも、遠くの友だちとも一緒に地球を守れます。
−−開発のコンセプトやソフトの狙い、こだわった点は?
日本の「地球防衛軍」シリーズの一つ「地球防衛軍3」は英語タイトル「EARTH DEFENCE FORCE 2017」となって欧米市場でも発売され、カルトゲームとして人気を博しました(このカルトゲームという意味は、思わず夢中になって遊びつくしてしまうほど熱中的なゲームという意味です)。その結果、いい意味での副作用が生じて、なんと米国のゲームクリエーターをも刺激してしまい、開発されたのが「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」です。
ですからコンセプトは、原作ゲームである「地球防衛軍3」(開発:SANDLOT)に欧米ならではのテイストを加味したり、新たな解釈を入れて、より一層欧米のゲームプレーヤーに受け入れられる新しい「EDF」を生み出すことでした。
実は、米国の若いクリエーターは、原作ゲームをとてもリスペクトしていて、どこまで同じにすべきか、どこまでを異なるようにすべきかということに、とても悩んだようです。その上で、最終的な狙いとしては、自分たちが「地球防衛軍3」を遊んで感じた面白さを「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」で感じてほしいということを願って開発に当たったと聞いております。そのためか、半分日本のゲームのようで、半分海外ゲームのようだという不思議な印象を持つ方もいらっしゃるようです。
こだわった点としては、オンライン協力プレーの実現でした。現在のアクションゲームのトレンドですから、機能としては絶対条件だったといえるでしょう。
−−「地球防衛軍」のタイトルを変えたのはなぜでしょう?
少々ショックな質問ですね。タイトルを変えたという意識はまったくありません。なぜなら、「地球防衛軍」と「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」はまったく別のゲームだからです。日本発の「地球防衛軍」シリーズは現在最新作「4」の制作を行っており、北米発の「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」を同じシリーズとして混同することはしたくないというのが我々の意図です。ですから、遊んでくださるユーザーの皆様には、商品性としては非常に近いコンセプトを持っていますが、作品としては別物と解釈した上で遊んでいただきたいと思っています。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
開発はノースカロライナのスタジオで行われました。開発エピソードは、いずれ彼らが語る機会があるかもしれませんので、そちらに譲りたいと思います。
−−ファンへ一言お願いします。
ハリウッドリメークなんていうと、おこがましいですけど、「地球防衛軍」シリーズが大好きな米国のクリエーターが原作をリスペクトして制作したゲームが「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」です。アクションゲーム初心者でも遊べますし、コアなファンの方々なら「地球防衛軍」シリーズとのギャップも楽しんでいただけたらうれしいと思います。
ディースリー・パブリッシャー コンシューマー事業部 岡島信幸
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