アニメやゲームなどのキャラクターになりきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2011」(世界コスプレサミット実行委員会主催)の「コスプレチャンピオンシップ」が7日、名古屋市東区の「オアシス21」で開かれ、「ファイナルファンタジー12」のコスプレをしたブラジル代表が優勝し、08年以来3年ぶり3度目のコスプレ世界一に輝いた。会場には約1万7000人の一般コスプレーヤーやコスプレファンらが集合、迫力ある各国代表のパフォーマンスに熱狂していた。
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世界コスプレサミットは03年にスタートし、05年からコスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う現在の形になり、今までブラジル(06、08年)、フランス(07年)、日本(09年)、イタリア(05、10年)が優勝している。9回目の今年は初参加のマレーシアとオランダを含め過去最多の17カ国の代表が参加し、コスプレ世界一を目指し戦った。準優勝はアニメ「シュガシュガルーン」のコスプレをしたイタリア、3位はゲーム「真・三国無双6」の中国だった。
優勝したブラジル代表のマウリシオ・ソメンザリ・L・オリバスさんとモニカ・ソメンザリ・L・オリバスさんは兄妹コンビで、06年の優勝チーム。同チームが2回優勝したのは今回が初めてで、マウリシオさんは優勝が決まった瞬間、うれしさのあまり、ステージ上で涙を流し、「優勝できるとは思わなかった」とコメント。今回の優勝のポイントについては「演技や表現に力を入れたこと」と語っていた。
「チャンピオンシップ」には、声優の古谷徹さんや影山ヒロノブさんらアニソンアーティストのユニット「JAM Project」などが審査員として参加し、「JAM Project」のライブも行われた。古谷さんは「今回は衣装の重量制限などがあって、みんな大変だったと思うけど、それぞれ工夫がみられて(前回より)グレードアップしている。表情とかせりふの言い方とか、動きとか、とても充実していた」と今回大会を振り返っていた。(毎日新聞デジタル)
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