ゲーム質問状:「デビルサバイバー2」 “ご当地感”の表現に苦心

「デビルサバイバー2」のパッケージ
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「デビルサバイバー2」のパッケージ

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、世界の終末まであと7日という極限状態の日本が舞台のシミュレーションRPG「デビルサバイバー2」(DS)です。インデックスの高田慎二郎クリエイティブプロデューサーに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの特徴と、セールスポイントは?

 現代日本の主要都市を舞台に、極限状態での人間ドラマを描いたシミュレーションRPGです。突然現れた侵略者と悪魔によって、日本全土が崩壊。世界の終末まで7日という限られた時間の中、プレーヤーは生き残るためにさまざまな決断を下す必要があります。その決断がさまざまな展開へと分岐し、自らが望む未来を切り開くという緊張感と自由度の高い物語が特徴です。またシステムの特徴は悪魔の合体育成です。中毒性が高く、時間を忘れて熱中できるものを目指しました。

 −−開発のコンセプトは?

 前作の「女神異聞録デビルサバイバー」で多くの方から非常に高い評価をいただいたので、デビサバ2は「DS最後の傑作と呼ばれるものを作ろう」とスタッフ一丸となって開発しました。まずイベント数を前作の2倍以上にして自由度をより高めました。システム面では悪魔やスキルも同様に大量増加し、育成の楽しさを強化するとともに、いろいろと改良も加え、快適さも高めています。あとは皆さんに「傑作」と言っていただければ本望です(笑い)。

 −−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 舞台が東京だけでなく、大阪や名古屋、また札幌なども出るため、ご当地感の表現が大変でした。まずは観光で有名な場所ではなく、地元の人たちがよく見知っている場所を出すため、出身者に取材しました。またいろいろなお土産も登場させようと考え、特にネタっぽい物をチョイスして食べたのですが……ヤバイ味の物もありました。でもゲーム中でキャラクターたちからお土産をもらう時は、ぜひ注目してみて下さい。

 −−ファンへ一言お願いします。

 すでに遊んでいただいている皆様、ありがとうございます。今回は、より長く遊べるように仕上げておりますので、隠しボスなどにも挑戦していただければと思います。また興味をもっていただいた方は、前作未経験でも、ぜひお手に取っていただければと思います。前作とのつながりはなく、予備知識なくプレーできます。そしてこれからも、高い評価が得られる作品を目指して頑張っていきたいと思いますので、応援していただけると幸いです。

 インデックス CS局クリエイティブ部 第一プロダクション クリエイティブプロデューサー 高田慎二郎

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