市原隼人:爆破シーンに協力した広島の複合施設に2000人 映画「DOG×POLICE」イベント

「DOG×POLICE」の広島でのイベントに登場した(左から)七高剛監督、市原隼人さん、戸田恵梨香さん
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「DOG×POLICE」の広島でのイベントに登場した(左から)七高剛監督、市原隼人さん、戸田恵梨香さん

 俳優の市原隼人さん(24)が8日、複合商業施設「基町クレド・パセーラ」(広島市中区)で行われた主演映画「DOG×POLICE(ドッグポリス) 純白の絆」(七高剛監督)の公開記念スペシャルイベントに登場。七高監督がイメージする爆破シーンの撮影を日本で唯一許可したという同所について、市原さんは「広島の皆さんの協力がなければ、この映画は完成してませんでした。人と人の懸け橋になるような映画になりました。思いをくんでいただければうれしいです」と感謝の言葉を述べた。

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 映画は、強い正義感で刑事を目指す早川勇作(市原さん)が、意に反して警備犬の訓練士“ハンドラー”と精鋭警備犬を擁する部隊「警視庁警備部警備2課装備第4係」へ配属を命じられる。仕事への意欲を失う早川だったが、警備犬への道を閉ざされてしまった「シロ」との出会いから、「シロ」を警備犬として改めて育成しようと決意。「シロ」はその情熱により才能を開花させていき、次第に両者の間には言葉を超えた絆が芽生えていく。そんな中、連続爆破事件が発生し……というストーリー。市原さんのほか、戸田恵梨香さん(23)、時任三郎さん(53)、村上淳さん(38)、阿部進之介さん(29)、カンニング竹山さん(40)らが出演する。

 イベントには、戸田さんや七高監督、佐藤貴博プロデューサー、主題歌を担当する音楽グループ「シクラメン」も登場。映画冒頭の「都内某所のショッピングモールに連続爆弾事件の最初の爆発が起こる」というシーンでは、費用約2000万円をかけ一発勝負の爆破シーンを撮影。地元のフィルムコミッションの協力を得ながらセットの建て込みに1週間をかけ、地元エキストラ750人にも協力を求めたという。ホテル、交通拠点、ショッピングモールなどの複合施設での爆破シーンを含む撮影を、営業を止めることなく3日間で行った。撮影のために施設の前面道路の国道8車線を封鎖する許可取得に2カ月かけ、爆破許可は50カ所以上と協議したという。

 七高監督は「あんな爆発をやったので二度と来るなと言われるかと思い、ハラハラしましたが、こんなにすてきなイベントに参加できてうれしいです」と地元の人たちとの再会を喜んだ。市原さんは、集まった2000人の観客に対して「皆さん、人生を楽しんでください。仕事でもいいし家族でもいいし、その中に『DOG×POLICE』があればうれしいです」と呼びかけた。戸田さんは「早川勇作とシロ、早川勇作と(戸田さんが演じた)水野夏希など、さまざまな絆が描かれています。一人でも多くの方にご覧いただければと思います」とアピールした。イベントでは、「シクラメン」による主題歌「僕の宝物」もライブで披露された。映画は10月1日から全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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