ゲーム雑誌大手のエンターブレインがこのほど発表した11年8月のゲーム販売ランキングによると、8月11日に1万円値下げした任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が8月1~28日(4週分)で約38万3900台を売り上げ、家庭用ゲーム機の販売台数で首位に立った。「3DS」の8月の販売台数は値下げ前の7月の売り上げ台数約14万8900台と比較して約2.6倍となり、値下げ効果が早速数字に表れた形となった。
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8月期のゲーム市場は、ハード市場が昨年対比119.6%の約117億4000万円、ソフト市場が同113.3%の約182億5000万円。ハード・ソフトを合わせて同115.7%の約299億9000万円となり、「ニンテンドー3DS」が発売された11年2月期以来6カ月ぶりにハードとソフトの市場規模が昨年対比でプラスに転じた。
8月18日に価格を5000円値下げした家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の月間売り上げ台数(4週連続)は約9万9500台で前月とほぼ同水準だった。
なお、ゲームソフトの首位は、約28万3000本を売り上げた「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」(PS3、カプコン)、2位は「みんなのリズム天国」(Wii、任天堂)で約20万5800本、3位は「あつめて! カービィ」(Wii、任天堂)で約16万9900本。8月は夏休みだったということもあり、ファミリー向けタイトルが販売本数を伸ばした。
調査はファミ通データ協力店3600の売り上げデータをもとに、集計した。(毎日新聞デジタル)
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