新作ゲーム紹介:「ICO」 PS2の名作が復活 手を取り合って古城を進む

「ICO」のゲーム画面 (C)2001−2011 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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「ICO」のゲーム画面 (C)2001−2011 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 01年にPS2で発売され、ゲームのアカデミー賞ともいわれる「ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード」で3部門に輝いた「ICO」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が、PS3の高画質で復活する。

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 主人公は頭に角の生えた13歳の少年イコだ。村のしきたりでいけにえにささげられる運命だったが、偶然にも城の中で自由の身になる。同じくとらわれていた白い服の少女と手を取り合って、さまざまな仕掛けを解きながら、城を脱出していく……というストーリー。このゲームのファンでもあった人気作家の宮部みゆきさんが小説「ICO−霧の城−」を執筆するなど、独特の世界観やゲーム設定が多くのユーザーの心をつかんだ。

 ゲームはアクションアドベンチャーで、城にはイコだけが進める場所が数多くある。高い場所によじ登ったり、重い物を押しのけたりして、道を切り開いていこう。少女が登れないような高い壁でも、上から手をさしのべれば引っ張り上げられる。一方、城の中では煙のような生き物が少女を捕まえに来る。少女が影に吸い込まれるとゲームオーバーになるため、常に気を配りながら仕掛けをクリアしていくことが肝心だ。

 PS3版ではフルハイビジョンの高解像度グラフィックで、水の反射や霧が立ちこめる城内など、幻想的な世界観がより豊かに表現された。7.1チャンネルサラウンド対応で、対応スピーカーシステムを接続すれば、立体的なサウンドも楽しめる。決められた条件を満たすと得られるトロフィーシステムの導入など、やり込み要素も拡充している。

ICO(PS3) CEROレーティングB(12歳以上対象) ソニー・コンピュータエンタテインメント 3980円 9月22日発売

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