俳優の大泉洋さん(38)が17日、東京都内の映画館で主演映画「探偵はBARにいる」(橋本一監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。10日に公開された同作は、10、11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場首位に立つなど、興行収入10億円を狙えるヒットとなり、大泉さんは「この『探偵はBARにいる』、みなさんのおかげをもちまして、シリーズ第2弾の製作が決定しました!」と発表。大きな拍手で盛り上がる客席に向かって「どうもありがとう! 2階席ありがとう! アリーナー!」と手を振りながら呼びかけた。
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「探偵はBARにいる」は、札幌出身の作家・東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」の2作目にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)を、ドラマ「相棒」などで演出を手がけた橋本一監督が映画化。ある依頼を調査する探偵(大泉さん)は、飲み仲間の記者・松尾(田口トモロヲさん)と高級クラブに入り、美人ママ・霧島沙織(小雪さん)と出会う。沙織は前の夫(西田敏行さん)を暴行事件で亡くしていた。探偵が調査を進めたところ、沙織の名前が挙がってきて……というストーリー。大泉さんの相棒を松田龍平さんが務めた。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「キサラギ」、ドラマ「相棒」などで知られる古沢良太さんが共同脚本の一人を務めている。
大歓声に迎えられ、投げキスをしながら客席を通って登場した大泉さんは、「なんて華々しいんでしょうか! これもひとえにみなさんのおかげです。ありがとうございます。このように華々しい舞台あいさつは初めてといっても過言ではないでしょう」と大喜び。自身の探偵姿について「りりしくやりましたよ。頑張りました。松田龍平君? まあまあカッコよかったですよね。冗談ですよ。カッコいいですよ」と笑わせた。第2弾については、松田さんも出演を了解しているといい、「どんな映画になるんですかね。さらにアクションを激しくするのか、思いっきり戦隊モノにしちゃうとかね。松田龍平君がピンチになったら変身しちゃうとか。2本できちゃえばこっちのものですからなんでもいい。一気にアニメとかね。夢は広がりますねえ」と笑顔で話していた。
同作は、10日から全国251スクリーンで公開され、12日発表された10、11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、土日2日間で約13万人を動員、興行収入約1億7000万円で初登場首位を獲得。主人公の探偵を演じた大泉さんと相棒を務めた松田さんの女性ファンと、ハードボイルドな作風を好む男性ファンと集客のバランスがよく、美人ママを演じている小雪さんの結婚と妊娠がちょうど話題となったタイミングもあり、大泉さんの出身地で映画の舞台でもある北海道エリアの劇場では東京都内の主要劇場を超える集客があったという。 映画は、全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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