藤原竜也：休みは競馬場とスナック通い「クズだな…」と自嘲　映画「カイジ2」披露記者会見

　09年に公開されヒットした藤原竜也さん主演の映画「カイジ～人生逆転ゲーム」の続編「カイジ2 人生奪回ゲーム」（佐藤東弥監督）の完成披露記者会見が6日、東京都内で開かれ、藤原さんや共演の吉高由里子さんらが登場した。映画のキャッチコピー「おかえり、クズの皆さま。」にちなみ「自分がクズだと思う瞬間」という質問があり、藤原さんは「休みに競馬場に行って、飲んで、負けて、帰りにスナックに寄って、クズだなと……。僕は仕事をしている方がいいですね」と意外なプライベートの姿を明かした。吉高さんは「スナックは行かないけど、1000倍クズですよ。3日休みだと、ずっと遮光カーテンを閉めて、何もしなかったり」とインドア派な一面を見せていた。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　映画の原作は、福本伸行さんが96年から「週刊ヤングマガジン」（講談社）で連載している人気マンガシリーズで、テレビアニメ化もされている。09年に「カイジ～人生逆転ゲーム」として映画化され、興行収入22億5000万円というヒットを記録した。映画化第2弾は原作で一番人気のあった「欲望の沼」のエピソードを描き、福本さんが脚本を担当。原作にはない福本さん考案のオリジナルゲーム「姫と奴隷」も登場する。裏カジノの支配人でカイジの最大のライバル、一条聖也役として俳優の伊勢谷友介さんが出演。そのほかに、カイジの仲間・坂崎孝太郎役を俳優の生瀬勝久さんが演じ、前作に引き続き、石田裕美役の吉高さん、利根川幸雄役の香川照之さんが出演する。

　会見には、伊勢谷さんや佐藤監督、福本さんも参加。映画では、藤原さん演じる主人公のカイジが、2週間で2億円を稼がなければならない設定ということもあり、ステージには、本物の現金2億円が登場した。「2億円を手にしたら、何に使うか？」という質問に、伊勢谷さんは「世界で1日だけ戦争をしない日を作るなどのアクションをしてみたい。（東日本大震災の）被災地の支援活動にも使いたい」と真剣に語っていた。一方、吉高さんは「使い方が分からないと思います」と話しつつ「伊勢谷さんは、さっき私に『2億円事件を起こせ！』って言っていたんですよ」と明かすと、伊勢谷さんは「せっかく、いい話をしたのに……」と笑みがこぼれた。

　映画は11月5日から全国で公開。　（毎日新聞デジタル）