NHKスタジオパーク:体験できるテーマパークにリニューアル

等身大のAKB48メンバーが歌って踊る姿が映し出された「NHKスタジオパーク」のスーパーハイビジョン
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等身大のAKB48メンバーが歌って踊る姿が映し出された「NHKスタジオパーク」のスーパーハイビジョン

 NHK放送センター(東京都渋谷区)内の体験型テーマパーク「NHKスタジオパーク」の改修工事が終わり、10日のリニューアルオープンに先駆けて7日、報道関係者に公開された。ニュースの制作やアニメのアフレコなど体験できるコーナーを新設するなど、アトラクションを一新し、「ここにしかない放送体験@NHK」をコンセプトとしている。

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  「NHKスタジオパーク」は95年、NHKの放送70周年記念事業の一環としてオープン。ドラマのセットの展示や番組制作を体験できるコーナー、幼児番組「おかあさんといっしょ」の番組キャラクターが登場する子ども向けコーナーなどがあり、16年間の入場者数は1200万人。改修工事は4月にスタートし、アトラクションを一新したほか、省エネを考慮して館内の照明をすべてLED化した。

 アトラクションには、タッチパネルなど最新技術を用いた機器を導入。入り口付近には、360インチの巨大モニターと22.2チャンネルの立体音響システムを搭載する「スーパーハイビジョン」が設置され、この日はアイドルグループ「AKB48」の「Everyday、カチューシャ」のライブ映像が公開され、等身大のメンバーが歌って踊る姿が映し出されていた。このほか、江戸時代中期に活躍した絵師・伊藤若冲の作品を高精細映像で楽しめる「若冲ミラクルワールド」などを12月まで上映予定という。また、3Dシアター「CR−350スタジオ」では、アニメ「おじゃる丸」の3D映像や「世界遺産 知床」などを11月まで上映する。

 体験コーナーには、ニュースキャスターやカメラマンなどを体験できる「スタジオパークNEWS」やアニメ「バクマン。」「忍たま乱太郎」などのアフレコにチャレンジできる「アニメファクトリー」、自然番組の撮影技術を紹介する「ネイチャーカメラマン」など。設置されている機材は、簡単に操作できるため、子どもでも本格的な番組制作を体験できる。ほかにも「大河ドラマ」「連続テレビ小説」のスタジオを見学できたり、歴代作品で使用された小道具の展示、アーカイブ映像の上映を行う「ドラマライブラリー」もそろっている。

 子ども向けコーナーとしては、60年代から現在までの幼児向け番組の歴史を展示したり、「おかあさんといっしょ」や幼児向け料理番組「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!」などのクイズが楽しめる「こどもライブラリー」、幼児向け番組「いないいないばあっ!」のキャラクター「ワンワン」が登場するイベントスペースも用意されている。「スタジオショップ」では、同局のキャラクター「どーもくん」をはじめ、「おかあさんといっしょ」や「クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!」などの関連グッズを販売する。

  開館時間は午前10時~午後6時。入場料は18歳以上、65歳未満は200円(20人以上の団体は150円)、高校生以下、18歳未満、65歳以上は無料。 (毎日新聞デジタル)

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