綾瀬はるか:初の実写映画「ひみつのアッコちゃん」で主演 共演は岡田将生

実写映画「ひみつのアッコちゃん」で主演する綾瀬はるかさん(左)と原作マンガのアッコちゃん (C)Fujio Akatsuka
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実写映画「ひみつのアッコちゃん」で主演する綾瀬はるかさん(左)と原作マンガのアッコちゃん (C)Fujio Akatsuka

 故・赤塚不二夫さんの少女マンガの代表作「ひみつのアッコちゃん」が誕生50周年の記念の年に当たる12年に実写映画化され、主人公を女優の綾瀬はるかさん(26)が演じることがこのほど、明らかになった。小学5年生の女の子・アッコちゃんが、「魔法のコンパクト」で22歳の女性に変身し、初恋の男性のために、子どもならではの奇想天外なアイデアで買収問題に巻き込まれた化粧品会社の危機に立ち向かうという、現代に合わせたオリジナルストーリーが展開する。相手役は俳優の岡田将生さん(22)。

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 綾瀬さんは劇中で、フィギュアスケーター、キャビンアテンダント、女性会社員、警官、バイクレーサー……など、魔法のコンパクトを使って、次々に思い通りの姿に変身するといい、そのコスプレ姿も見どころになりそうだ。

 「ひみつのアッコちゃん」は1962年、少女マンガ誌「りぼん」(集英社)6月号から連載が開始され、過去3回テレビアニメが放送された。変身する魔法少女という展開で人気を博し、後に生まれた数々の“魔法少女”の物語に影響を与えたといわれる。おませで泣き虫だけど、正義感の強い小学5年生の女の子、アッコちゃんは、鏡の精からもらった「魔法のコンパクト」に片手に、「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン……」と呪文を唱えると希望の姿に変身する。

 主人公のアッコちゃん役には、ドラマ「JIN−仁−」(TBS系)や「ホタルノヒカリ」(日本テレビ系)で幅広い世代から支持を集め、13年のNHK大河ドラマのヒロイン役も決定している、綾瀬さん。アッコちゃんがあこがれる“初恋の相手役”には、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」(09年)や「アントキノイノチ」(11年)などで人気の岡田さん。2人は「プリンセス・トヨトミ」(11年)で共演しているが、同作では会計検査院の調査官の同僚だったが、「アッコちゃん」では綾瀬さんふんするアッコちゃんが、岡田さんふんするエリートサラリーマンに恋をする役どころ。息の合った2人のラブストーリーも見どころだ。心は小学生ながら、変身して大人の男性にあこがれるアッコちゃんは大好きな人の笑顔を守るために奮闘する。

 綾瀬さんは「魔法使いにあこがれていた幼いころを思い出します。変身願望をかなえてくれる魔法のコンパクト、そして初恋と胸がときめくような、夢のある作品をみなさんにお届けしたいです」と意気込みを語り、岡田さんも「アッコちゃんの世界観にどっぷり入り込んで楽しみたいと思います」と話している。映画「ひみつのアッコちゃん」は12年9月に公開予定。(毎日新聞デジタル)

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