ルミネ有楽町:“銀座の玄関口” あすオープン

28日にオープンする「ルミネ有楽町店」
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28日にオープンする「ルミネ有楽町店」

 10年12月に閉店した東京・有楽町の「西武有楽町店」跡の有楽町マリオンに28日オープンするファッションビル「ルミネ有楽町」が27日、報道陣に公開された。有楽町駅銀座口と同店をつなぐ「ルミネストリート」も同時オープンする予定で、駅から客を誘導する狙い。担当者は「有楽町の駅を降りて銀座の街へ繰り出す玄関口として、そして帰りがけにも立ち寄ってもらうような“銀座の入り口と出口”としての役割を意識した」といい、集客につなげたいとしている。

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 「ルミネ有楽町」は、「ルミネ1」が地下1階から地上8階、「ルミネ2」が地下2階から地上4階建てで、店舗面積は約1万1300平方メートル。メーンターゲットを“等身大+αの自分を楽しむ20代後半~30代大人の男女”とし、高感度なセレクトショップを中心とした個性あふれるファッションフロアを核に食料品店やコスメ、雑貨など計107ショップを出店する。営業時間は午前11時~午後9時。年間200億円の売り上げを目指している。

 「ルミネ1」の地下1階と「ルミネ2」地下1階と1階の「フードウォーク」では、“自分へのご褒美”や“気の利いた手土産”を意識した普段より少しクラスアップしたランチにぴったりなデリやスイーツを取りそろえる。ハチミツやオリーブなどの専門店や厳選した食材を取りそろえる「富澤商店」など品質にこだわった食料品店があるのも特徴。また、生鮮食材を除いて売り場面積が都内最大の約100坪という高級スーパーマーケット「成城石井」も出店。銀座という土地柄を考慮し、女性客はもちろん外国人やビジネスマン向けに酒類を1000円台の手ごろな価格のものから数十万単位の高級品まで約2000種類取りそろえている。

 「ルミネ1」1~3階はレディースのセレクトショップが中心。初の都心型ショップとなる「ロンハーマン」や広島発のセレクトショップ「PARIGOT(パリゴ)」が関東初出店する。4~7階はメンズとレディースの複合ショップやコスメ雑貨、文化や教養、アートを意識したこだわりの雑貨店のフロアとなっている。また「ルミネ2」では地下2階に「WIRED CAFE<>/フィットネススタジオ」を銀座・丸の内エリアで初出店し、皇居ランを楽しむランナー向けにシャワールームやロッカー付きのカフェスペースを提供する。

 内装もテラコッタタイルを使用した床や、カーペットタイルを使用した床など各フロアの世界観を大切にした空間にし、1930年代のフランスのファッションデザイナーの働くアトリエをイメージしたという女性用トイレ(3階)を設置。レストスペースをルミネの他店舗よりも広く、多く設け、アートを展示するサロンスペースを併設するなど“ぜいたくな時間”を過ごせる工夫が随所に凝らされている。

 オープン時は各ショップから有楽町店限定のスペシャル商品、サービスが用意されるという。(毎日新聞デジタル) 

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