お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤さんの初主演映画「WAYA(わや)!~宇宙一のおせっかい大作戦~」(古波津陽監督)の初日舞台あいさつが29日、東京都内であり、井戸田さんら出演者が登場。司会を務めた井戸田さんの相方・小沢一敬さんから「役どころとお名前と、離婚の理由を……」と振られた井戸田さんは、「それ、いらないでしょ! 三つ目いるかなー?」とたじろぎながらも、撮影について「“先輩の”役者の方にも演技指導していただいて……」とコメント。すかさず小沢さんから「あなた、いつから役者スタンスでしゃべってるんですか? 鼻につくな!」と鋭くツッコまれ、「主役ですから!」と開き直っていた。
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映画は、名古屋駅と名古屋城を結ぶ円頓寺商店街が舞台。なにかと商店街のみんなの世話を焼いてくれるシゲさん(矢崎滋さん)がげた屋を継いで30年と聞いた青年団団長の勘太郎(井戸田さん)は、サプライズで喜ばせようとお芝居の企画を立てた。しかし本当の目的は、昔、シゲさんがケンカ別れしたという親友(ルー大柴さん)と仲直りさせるというもの。実にありがた迷惑な作戦だが、商店街の面々はすでにノリノリ……。そんな中、夫婦げんかの末、シゲさんの娘・冴子(水野美紀さん)が息子を連れて戻ってきた。幼なじみでずっと冴子に片思いだった勘太郎のテンションはさらに上がり……というストーリー。そのほか、名古屋の栄を中心に活動する「AKB48」の姉妹アイドルグループ「SKE48」の矢神久美さんや松井珠理奈さん、小沢さんも出演する。
初日舞台あいさつには、「スピードワゴン」をはじめ、水野さん、大柴さん、藤田朋子さん、矢神さん、松井さん、古波津監督も登場。井戸田さんは、「初日を迎えられて感極まっています。昨日の晩から寝付けずに……」とあいさつ。すかさず、小沢さんから「そうですね、結果的に1人遅刻という形をとりましたもんね」と暴露され、井戸田さんは「まさにWAYA!(名古屋弁でダメになる、台無しになるという意味)」と話し、笑いを誘っていた。
日本語に英語のフレーズを交えて話す“ルー語”で知られる大柴さんから、「『スピードワゴン』の演技に、“チキンスキン”を感じた。“鳥肌”立っちゃった。あまりにも素晴らしくて」と絶賛された井戸田さんだったが、「チキンというから悪口かと思った」と、“ルー語”を理解できていないよう。井戸田さんは、「今の日本は、ちょっと元気がないところがありますが、映画のようなおせっかいぐらいが人の絆をもっと強くするんじゃないかと思うので、1人10人以上に告知して!」とアピールした。映画は全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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