AI:福島の女子中高生と「1人じゃない」と合唱  “ポッキー&プリッツの日”復興支援ライブ

「ポッキー&プリッツの日2011 復興支援音楽ライブ」に登場したAIさん(前列右から3人目)ら
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「ポッキー&プリッツの日2011 復興支援音楽ライブ」に登場したAIさん(前列右から3人目)ら

 歌手のAIさんが3日、東京・渋谷のライブハウスで行われた「ポッキー&プリッツの日2011 復興支援音楽ライブ」に、川島海荷さんらの5人組ガールズユニット「9nine(ナイン)」とともに出演。2日に30歳の誕生日を迎えたばかりのAIさんは、観客からバースデーソングで祝福され、「超うれしい! 今日は来てよかった」と満面の笑みで、東日本大震災の被災地となった福島県の女子中高生合唱団「MJCアンサンブル」とともに、自身のヒット曲「Story」を歌い上げた。

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 AIさんは「30歳、三十路になって、みんなと歌えて本当によかった。リハーサルから、みんなの歌声が後ろから聞こえてきて泣きそうでヤバかった。こんなにすてきなスタートはない。(『Story』の)歌詞と同じで、1人じゃないから、一緒に頑張っていきましょう!」と呼びかけた。

 「ポッキー&プリッツの日」(11月11日)は、江崎グリコの人気商品「ポッキー」と「プリッツ」のスティック状の形が、数字の「1」に似ていることから制定された記念日で、同社は毎年秋の行楽シーズンに合わせてキャンペーンを展開。今年は、東日本大震災発生後、復興支援の一環として「みんなに笑顔を届けたい。」というテーマを掲げ、TOKYO FMのラジオ番組「やまだひさしのラジアンリミテッドF」とともに被災地で音楽ライブなどを行っており、その思いをつなげて、今回の復興支援音楽ライブが開催されることになった。

 この日のライブには、AIさん、「9nine」、シンガー・ソングライターのTEEさんがライブパフォーマンスを繰り広げ、約200人のファンは大いに盛り上がった。「MJCアンサンブル」が「がんばろう ふくしま!」とプリントされたおそろいのポロシャツ姿で登場すると、客席からも「頑張ろう! 福島!」と温かい声援も飛び交い、AIさんとの合唱を終えると、涙する少女も。会場には募金箱も設置され、集まった募金は、出演者らの直筆サインやメッセージが書かれた応援フラッグとともにMJCアンサンブルのメンバーに手渡された。

 息の合ったダンスで3曲を披露した「9nine」の佐武宇綺さんは「AIさんたちの歌を聴いて、楽屋で号泣してました」、西脇彩華さんは「私たちも元気をもらいました!」と笑顔で語り、川島さんも「私たちも、もっともっと日本中に元気を与えていけたらと思っています。11月11日のポッキー&プリッツの日も、みなさんで盛り上げて、楽しい1日にしましょう!」と呼びかけていた。(毎日新聞デジタル)

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