“可愛い”“萌(も)える”と話題のプロ野球・オリックスのマスコットキャラクター「バファローベル」の初のオフィシャル写真集「バファローベル公式フォトブック ベルがいっぱい」(PHP研究所)の発売を記念して3日、東京・秋葉原でサイン会と握手会が開催された。バファローベルは、球団チアチーム「Bs Dreams」のメンバーで専属広報のKYOKOさんと登場。KYOKOさんの通訳で「緊張しているけど、たくさんのお客さんとお友だちになりたいです!」と会場を埋めつくした60人のファンにあいさつした。また、シークレットゲストとして、オリックスファンのお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右さんも登場し、「これがスベルちゃん。誰がやねん」と得意のノリツッコミで会場を沸かせた。
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バファローベルは、バファローブルとともに今年、登場したマスコットキャラクターで、ブルとともに牛型ロボットの兄妹という設定。5~7月ごろから、インターネット掲示板や動画共有サイトで「可愛い」と話題になり、イラスト投稿サイト「pixiv」には200点近い“萌え”イラストがアップされている。球団の広報担当によると、人気に火がつき始めた7月は、ぬいぐるみの売り上げが前年同月比で約3倍を記録したという。写真集は、球場で可愛らしくポーズをとったり、寝そべったり、すべり台で遊ぶ……などの撮り下ろしショットを多数掲載。オリックスの切り込み隊長・坂口智隆外野手らがベルの魅力を語るコーナー、「pixiv」に投稿されたイラストの紹介など盛りだくさんの内容となっている。A5判変形全80ページで1155円。
サイン会がスタートする前に、バファローベルと岡田さんのトークショーを開催。バファローベルはジャンプをするなどポーズをとり、ファンを喜ばせた。また、バファローベルは、好きな男性のタイプを聞かれ、KYOKOさんの通訳で「野球をしている人」と返答。岡田さんは、バファローベルの魅力を「リアクションや愛らしい仕草がいいんですよ」と話しながら「ひたむきで一生懸命なところは、選手も見習ってほしい。あそこで、T−岡田が打っていれば……」と今シーズンのオリックスの試合を振り返った。
サイン会に集まった人の9割は20~30代の男性。中にはプロ野球・東北楽天や千葉ロッテのユニホームを着た他球団のファンの姿も見られ、バファローベルがオリックスファン以外からも人気を集めていることをうかがわせた。また、サインの後に、バファローベルにプレゼントを渡すファンもおり、会場はまるでアイドルのサイン会のような雰囲気だった。(毎日新聞デジタル)