PSN:ゲーム履歴が筒抜け システムの不備か?

無断公開されているユーザーの「トロフィー」履歴(一部画像を加工しています)
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無断公開されているユーザーの「トロフィー」履歴(一部画像を加工しています)

 ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」で、ユーザーのプロフィルと遊んだゲームの履歴が分かる「トロフィーコレクション」が、インターネットサービス「プレイステーションネットワーク(PSN)」を介して、PCなどからネット上で誰でも閲覧できる状態にあることが分かった。「知らないところでプライバシーが侵害されている」とユーザーからは改善を求める声が出ている。

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 「トロフィーコレクション」は、ゲーム中に一定の条件を満たすと獲得できる「トロフィー」を集めて楽しむサービスで08年にスタート。09年以降に発売されたほぼすべてのゲームに対応している。ゲームの進行度合いに応じて、ブロンズからプラチナまで4段階あり、トロフィーを取得した日時も記録される。また、一度起動させたゲームのデータが自動的に生成されるため、これまでに遊んだゲームの履歴も確認できる。PSNにも連動しており、同サービスのサーバー上でも自動的にデータのバックアップが取られている。

 問題となったのは、PSNのコミュニティーサービス「プレイステーションHome」のPC向け公式サイト内の特定のURLに、サービス上での名前にあたる「オンラインID」を付けただけで、対応した個人のアバターとトロフィーコレクションが確認できてしまう現象。現状でトロフィー情報を非公開にする方法は明かされておらず、遊んだゲームや進行度合いが誰でも閲覧できる状態になっている。

 なお、公式サイトのトロフィーコレクションのページでは、仲間同士で互いのトロフィー情報を確認できることは記載されているが、情報が不特定多数に公開されることについては記載されていない。

 同社広報部では「事実関係を含め現状を確認している状態」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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