グッドデザイン大賞:ホンダの被災地「通行実績情報マップ」が受賞

「グッドデザイン大賞」を受賞した本田技研工業のカーナビゲーションシステムによる情報提供サービス「通行実績情報マップ」
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「グッドデザイン大賞」を受賞した本田技研工業のカーナビゲーションシステムによる情報提供サービス「通行実績情報マップ」

 優れたデザインに贈られる「2011年度グッドデザイン賞」の表彰式が9日、東京ミッドタウン(東京都港区)で行われ、本田技研工業(ホンダ)のカーナビゲーションシステム「インターナビ」による情報提供サービスで、東日本大震災の被災地域の「通行実績情報マップ」が「グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)」に選ばれた。日本マイクロソフトのXbox 360用ゲームシステム「Kinect」は大賞候補の6件に選ばれていたが大賞受賞はならなかった。

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 グッドデザイン大賞は、日本産業デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価・推奨制度で、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創立された「グッドデザイン商品選定制度(通称・Gマーク制度)」が母体。55年目となる今年度は、3162件が審査対象となり、1次、2次審査の結果、1112件(受賞企業649社)が「グッドデザイン賞」を受賞し、うち6件が大賞候補に選ばれていた。

 また今年度は、東日本大震災の復興支援を目的ととした特例措置として、東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)と茨城県に本社(個人事業主の場合は主な拠点)を置く事業者の応募については、応募要領に定めるすべての費用(審査費用、展示費用等)を免除した。この措置の対象となったのは1112件の「グッドデザイン賞」のうち27件だった。

 この日は、大賞候補の6件の関係者がプレゼンテーションを行い、審査員や受賞展の来場者による投票で大賞を決定。大賞をのぞく5件を含む12件に金賞(経済産業大臣賞)が贈られた。(毎日新聞デジタル)

 ◇順位は以下の通り。

1位(大賞)2920票「カーナビゲーションシステムによる情報提供サービス『Hondaのカーナビゲーションシステム「インターナビ」による、クルマの走行データ(フローティングカーデータ)を用いた情報サービスと、東日本大震災での移動支援の取り組み』」(本田技研工業)

2位 2492票「LED 電球 Panasonic LDAHV4L27CG」(パナソニック)

3位 1816票「新治療施設および重粒子線治療システム」(放射線医学総合研究所+東芝+日本設計)

4位 1493票「鉄道車両 N700 系7000/8000 番代新幹線電車」(西日本旅客鉄道+九州旅客鉄道)

5位 1488票「3D SMART LED TV UN55D8000,D7900,D7000」(Samsung Electronics)

6位 678 票「ゲームシステム Kinect for Xbox 360」(日本マイクロソフト)

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