71年に放送された特撮ヒーロー作品「ミラーマン」のDVD発売を記念して「鏡の日」である11日、出雲大社東京分祠(東京都港区)で主人公・鏡京太郎を演じた石田信之さん(61)が、ミラーマンら特撮ヒーローとともにヒット祈願を行った。
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「ミラーマン」は71年から1年間、フジテレビ系で放送。二次元人の父と地球人の母の元に生まれた主人公・鏡京太郎が正義のヒーロー、ミラーマンに変身し、地球の侵略を企むインベーダーたちと激闘を繰り広げるという内容で、放送当時、最高視聴率27.1%を記録した。今年、放送開始から40年を迎え、新レーベル「円谷特撮ヒーローシリーズ」からDVDが発売される。
石田さんはポスターをながめて、「本当に懐かしいですね」と感慨深げ。当時の人気について「僕のことを石田と呼ぶのは10人に2人くらい。みんな(役名の)鏡京太郎って呼びましたね。例えば乗り物に乗るとお客さんに『地球のために戦ってくれてありがとう』といわれて、変な気分がしました」と振り返った。
アクションシーンは吹き替えがなかったといい、「生傷が絶えませんでした。山の斜面を転がって、足をくじいたし、高所恐怖症なのにヘリコプターにつかまったり」と当時のエピソードを披露した。DVDの見どころは「ミラーマンはすべてが素晴らしいと思っているので、見どころはすべて」とアピールし、「ミラーマンはまだまだやりたいですよ。鏡の中にいれば年は取らないですから!」と今後にも意欲を見せた。
ヒット祈願には、ミラーマンと石田さんのほか、ジャンボーグA、ファイヤーマンも参加し、それぞれの夢を書いた絵馬を奉納した。DVD「ミラーマン」は12月9日に1巻と2巻同時発売。以降、12年4月まで毎月21日に2巻ずつ順次発売予定。全10巻、各巻3800円。「円谷特撮ヒーローシリーズ」はミラーマンを皮切りに、「ジャンボーグA(エース)」「ファイヤーマン」をリリースする予定。(毎日新聞デジタル)