アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が14日、23日発売予定の新曲「労働讃歌」の発売記念イベントを“モノづくりの町”として知られる東京都大田区の工場で開いた。労働をテーマにした同曲にちなみ、「働く人を讃え、エールを送ろう!」と工場で働く従業員の前で新曲を披露したももクロのリーダー・百田夏菜子さんは、「工場でのライブは初めてで、しかも従業員の方を目の前にしての『労働讃歌』は緊張した」と振り返り、「目標は紅白に出ることなので、それに向けて頑張ってます。一個一個、目の前の壁を乗り越えていきたい」と力強く宣言した。
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新曲は、労働の喜びやプライドを歌った“労働ソング”。半袖半パンの“省エネスーツ”で頭にネクタイを巻いた姿で登場したももクロメンバーは、この日の朝には札幌、東京、名古屋、大阪、博多の5都市に飛び、通勤中のサラリーマンにティッシュ配りをしたという。札幌を担当した玉井詩織さんは、「最高気温が7度だったので、省エネスーツで歩いてたら寒そうだなと思われたと思う。ネクタイをみんなに見られて恥ずかしかったけど、真似してくれることを願います!」とにっこり。路上でのティッシュ配り初体験という有安杏果さんは、「ももクロを知らない人がほとんどだったけど、いいアピールができたと思う」と満足そうな表情を見せていた。
“省エネスーツ”にちなみ、報道陣から「スーツ姿の男性の好きな仕草」を聞かれた百田さんは、「スーツを見ると、ズボンを上げるイメージが強いんですけど、あれってズボンが下がっちゃうんですかね?」と逆質問。報道陣から「気合を入れるため」と理由を聞いた百田さんは、「いいですね!ライブ前に使っていこうと思う」とノリノリな様子だった。百田さんは、「今日は、日本から世界を支えている方たちの前で踊らせていただいて光栄。私たちも世界に通用するような最先端でいられるようなグループになりたい」と感謝の言葉を述べた。
CDは「労働讃歌」とカップリング曲「サンタさん」を収録。DVDが付属する初回限定盤は2種類あり、価格は1700円。CDのみの通常版は、映画「サルベージ・マイス」の主題歌に起用された新曲「BIONIC CHERRY」も収録し1200円。(毎日新聞デジタル)