食品容器環境美化協会(食環協)は21日、フリーキャスターで気象予報士の根本美緒さんらを招き、自治体や住民が協力して町を美化する活動「アダプト・プログラム」の今後の展開や成果を報告する「アダプト・プログラム・シンポジウム2011」を東京都内で開催した。根本さんは、基調講演を行い、活動の概要や自らの取り組みを語った。
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「アダプト・プログラム」とは、自治体が清掃用具などを住民や企業に提供し、住民が町や公園の清掃をする……など自治体と住民が協力しながら進める美化活動で、ハイウエーのごみ散乱の問題が深刻化していた米国で85年にスタートした。日本では、全国清涼飲料工業会やコカ・コーラ協会など飲料メーカー6団体からなる食環協が97年から研究を始め、98年に「日本版アダプト・プログラム」の普及を進めるための活動を開始。当初は年間11件のみの活動だったが、11年には推定500件のプログラムが実施されるなど活動は広がっている。シンポジウムは99年から毎年開催しており、今年で13回目。
根本さんは、大学時代に環境問題を研究していたこともあり、6月に同協会の環境美化アドバイザリーフェローに就任し、講演など促進活動を行っている。今回のシンポジウムでは、自宅近隣の公園で行われている「アダプト・プログラム」を例に挙げ、活動の概要を解説。公園では町内会が中心となり、区が用意した清掃用具や花の種を利用して美化活動を行っており、以前は荒れていた公園に芝生や花が植えられてきれいになり、子どもが安心して遊べる環境になったという。
根本さんは「このプログラムを知るまで、大きなスケールの環境問題しか見ていなかったけれど、こういう活動に環境問題の鍵があるのではないかと実感しました」と話し、「ペットボトルのラベルを外して、分別するのが当たり前になっています。日常でできることから、環境問題に取り組むことが大事だと思います」と呼び掛けた。また、「天気の話をしないの?と思っている方もいるかもしれませんね」と集まった人たちに語りかけ、「来年1月は、例年よりも寒くなるといわれていますので、冬物のコートを用意してください」と得意の気象予報も披露した。
シンポジウムでは、ほかにも香川県で除草や緑化活動を行う「香川さわやかロード」などの活動報告に加え、香川県の土木部道路課の田辺謙二さんや神奈川県藤沢市の市民自治部市民自治推進課の利根一馬さんらを迎えてパネルディスカッションも行われた。(毎日新聞デジタル)
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