俳優の三浦友和さんが22日、東京都内で行われた映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(蔵方政俊監督)の完成報告会見に登場した。熟年夫婦の姿を描いた映画で、22日は“いい夫婦の日”ということもあり、報道陣からは三浦さんと妻・山口百恵さんの夫婦関係についての質問が集中。三浦さんは「結婚して31年たって、プラスマイナスで言うとプラスだと思うことばかり。同じ絵を見て、一緒に『いいね』と言えるなど小さな幸せが積み重なり、同じように幸せだと思えることがあることが大切」と話し、夫婦円満の秘訣(ひけつ)を「“相性”です」と笑顔で話し、先日発売された自らの半生を振り返った自伝「相性」をしっかりアピールした。
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映画は、人生を鉄道になぞらえ、鉄道にまつわる人々に光をあてたドラマを描く「RAILWAYS 」シリーズ第2弾。雄大な北アルプスを望んで走る富山県の富山地方鉄道を舞台に、人生の節目に直面し、これからの生き方を模索する夫婦の姿が描かれる。三浦さんは、主人公の運転士を演じ、妻役で余貴美子さんが出演。小池栄子さん、中尾明慶さん、吉行和子さんらが脇を固める。主題歌は松任谷由実さんが担当する。
三浦さんは「40代以上の夫婦に見てほしい。(映画興行成績の)ベスト10に邦画が入っているけど、子どもや若い人向けのものが多いので、年配の方が映画館に行くきっかけになればと思います」と同作をアピールし、「私は結婚して10年目くらいから夫婦で映画を見に行くのが習慣になっている。最近は『コンテイジョン』や『マネーボール』を見に行った」と語った。
会見には、余さんや蔵方監督、製作総指揮を務める阿部秀司さんが登場。06年に一般男性と結婚した余さんは「この映画のように夫婦が同じ方向を向いていくのが大切ですね」とコメント。夫役の三浦さんについて「共演させてもらう機会が多くて、殺したり、あこがれの先輩などいろいろ(な関係の役を)やらせていただいている。『相性』を読んで夫婦というものを考えてみようと思います。自伝をはやく買わないと。もらえるのかな?」と話した。
映画は、12月3日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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