ジャッキー・チェンさんの99作目の出演作「新少林寺/SHAOLIN」が19日から公開中だ。100作目の辛亥革命を描いた「1911」と、ほぼ同じ時期を舞台にしている。82年、当時リー・リンチェイを名乗っていたジェット・リーさんを一躍スターダムに押し上げた作品「少林寺」を、アクション重視のオリジナルからドラマ性重視の内容にシフトさせた。監督は、チェンさんとは「WHO AM I?」以降、つながりがあるベニー・チャンさん。ほかに、アンディ・ラウさん、ニコラス・ツェーさん、ファン・ビンビンさんら人気俳優が顔をそろえた。
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孫文による辛亥革命によって清王朝が倒れ、中華民国が建国されたものの、国内はいまだに荒れていた。そんな中、登封市にある少林寺の僧侶たちは、戦火に巻き込まれ家を失ったり、負傷したりした人々を助けていた。一方、権力拡大の野望を抱く高慢で非情な将軍コウ・ケツ(ラウさん)は、腹心のソウ・バン(ツェーさん)の裏切りに遭い、少林寺に逃げ込む。そこはかつて、戦いの最中、コウが蹂躙(じゅうりん)した寺だった……という展開。
ドラマ性重視とはいえ、「インビジブル・ターゲット」(07年)などで迫力ある映像を見せていたチャン監督の作品とあって今回もアクションや爆破シーンの迫力は半端ではない。例えば、3カ月かけて2億4000万円相当をつぎ込んで作った少林寺とうり二つのセットは、クライマックスの爆破シーンですべて破壊したという逸話付き。また、展開のテンポのよさもチャン監督ならではだ。ツェーさんの極悪非道ぶりには目を見張るが、コウをかくまい彼の支えとなる少林寺の厨房(ちゅうぼう)係ゴドウ役のチェンさんの、脇に徹しながらもアクセントとなる存在感はさすがだ。19日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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