仲間由紀恵:バーチャルの“男装”仲間由紀恵とご対面 谷原章介も興奮 劇場版「テンペスト3D」

劇場版「テンペスト3D」のバーチャル製作発表に登場した仲間由紀恵さん
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劇場版「テンペスト3D」のバーチャル製作発表に登場した仲間由紀恵さん

 7月にBSプレミアムで放送された時代劇「テンペスト」を3D映画化した劇場版「テンペスト3D」の“バーチャル”製作発表が28日、東京・六本木のライブハウス「ニコファーレ」で行われ、仲間由紀恵さんや谷原章介さんら出演者が登場。主人公の真鶴/孫寧温(そん・ねいおん)を演じた仲間さんは、この日実物の仲間さんふんする真鶴が3Dホログラム映像による孫寧温と対面するという演出を披露。仲間さんは「孫寧温のりりしい姿を拝見することができて……といいたいところですが、実は舞台上からは何も見えていないんです」と種明かししながらも、「入念なリハーサルをしまして、無事に息が合ってよかったです」とホッとした様子。モニターで演出を見ていたという谷原さんは、「感動しました!」と興奮気味に話していた。

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 「テンペスト」は、沖縄出身の作家・池上永一さんのベストセラー小説が原作。映画版は、19世紀の琉球王朝が舞台。父の願いをかなえるため、男として生まれ変わる決意をする真鶴は、名前を孫寧温と改め、王宮に仕える身となる。当時の琉球王朝は、清と薩摩の二重支配下にあり、寧温は外交問題や王府の財政改革などで目覚ましい手腕を発揮し異例の出世をする。しかし、王宮内の激しい勢力争いに巻き込まれ、ついに自分の正体が女であることが明かされてしまう……というストーリー。

 会見には出演した高岡早紀さんも登場。仲間さんは高岡さんが演じる聞得大君から敵対心を抱かれ“いじめられる”という役がらについて「(高岡さんから)『うるさい、だまれ、静かに』と言われるうちに、もっといじめてという気持ちになってたまらない感じになってしまう」と告白。高岡さんは、「『もっともっと』って監督から言われたので、言われるがままにやらせていただいた」とニヤリと笑っていた。

 真鶴へのいちずな愛を貫き通す浅倉雅博役の谷原さんは「個人的に10回以上遊びに行くくらい沖縄が好きなところが共通点。あとは仲間由紀恵さんが好きってことくらいですかね」とラブコール。07年に放送されたドラマ「エラいところに嫁いでしまった!」(テレビ朝日系)では夫婦役を演じた2人だが、仲間さんは「夫婦役で共演していい空気を作っていただいた。打ち解けた感じです」と笑顔を見せていた。

 舞台、ドラマ、映画と1年以上同じ役がらを演じてきた仲間さんは、「真鶴と寧温の志の高さに頭が下がります。私自身も琉球を救うという気持ちを持ってやっていて、密な時間を過ごしました」と満足そうに振り返り、「首里城の美しさ、沖縄の美しさをぜひ3Dで楽しんでください」とアピールした。映画は12年1月28日公開。(毎日新聞デジタル) 

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