アニメ「エヴァンゲリオン」のヒロイン、アスカの物まねで知られる“エヴァ芸人”の桜 稲垣早希さんが4日、単独ライブ「桜 稲垣早希ネタイヴェント新劇場版：九　～YOU CAN（NOT） MAKE A GOAL～」を東京・新宿の「ルミネtheよしもと」で行った。バラエティー番組「ロケみつ」の旅企画でブレークした稲垣さんだが、「私は『旅人』じゃないの。『芸人』なの！」と呼びかけて、集まった500人のファンを沸かせた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ライブは、11月1日の大阪・京橋花月を皮切りに、広島、新潟、名古屋、熊本、東京の計6カ所で行われたツアーの最終公演。おなじみとなったアスカの物まねだけでなく、「天空の城ラピュタ」のヒロイン、シータにふんしたコントや、マンガ「タッチ」の浅倉南の漫談などさまざまなネタを披露。合間には「エヴァンゲリオン」の主人公、碇シンジ姿でのグルメリポートや、稲垣さんが「スーパーマリオ」や「ストリートファイター2」などのゲームに登場するコント映像なども流され、マニアックな笑いを誘った。

　また、「アスカがスーパーマーケットの店員だったら」という設定のコントと、イラストしりとりのコーナーでは、「キングコング」の西野亮廣さんがゲストとして登場。マイペースな稲垣さんに振り回されながらも厳しい突っ込みを入れて観客を笑わせた。また、出ばやしのナレーションは「エヴァンゲリオン」でミサトを演じた三石琴乃さんが務め、会場を驚かせていた。

　ライブ終了後、取材に応じた稲垣さんは「燃え尽きた感じ」と1カ月にわたるツアーを振り返り、エヴァンゲリオンの設定にちなんで、「自己採点は99．89点。せりふをかんだところがマイナス」とコメント。「新潟や熊本のお客さんがとても温かかった。来年は（綾波）レイや使徒の漫談もやってみたいし、ツアーでももっと地方公演をやってみたい」と話していた。ライブはDVDとして12年3月14日に発売される。価格は3990円。（毎日新聞デジタル）