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柳葉敏郎:貫地谷しほりの娘役に「いとおしかった」としみじみ MBS60周年ドラマ「花嫁の父」

テレビ
「花嫁の父」に出演した(左から)貫地谷しほりさん、柳葉敏郎さん

 開局60周年を記念した毎日放送(MBS)のスペシャルドラマ「花嫁の父」(12年1月8日午後9時放送)で主人公の不器用だが誠実な父・里志役を演じた俳優の柳葉敏郎さんが、娘役の貫地谷しほりさんとともにこのほど取材に応じた。柳葉さんは、娘役の貫地谷さんについて「父親として娘を手放すという演技は、いい意味でしんどかった。本当にいとおしかったから、たまらんのですよ。本当にいとおしい娘でした」と父の顔でしみじみと語った。

 ドラマは新潟・山古志村で、地元の伝統である闘牛大会「牛の角突き」に出場する牛を育てる里志(柳葉さん)は、父・紘一郎(橋爪功さん)とともに、聴覚障害を持つ娘の美音(貫地谷さん)と住んでいる。地元の若者との縁談が破談となり、東京へ傷心旅行に向かった美音は、浅草の船宿の後継ぎで船頭をしている青年・丸(向井理さん)と出会う。丸は耳の聞こえない美音のために「手話」を覚え、次第にひかれ合い、いちずな丸に求婚される美音だが、丸と結婚すると、父と離れ離れになってしまうと戸惑う。2人を見守ってきた里志は、ある日、浅草の丸の家を訪ね……という物語。

 手話での演技について、貫地谷さんは「(指導の)先生が手話の意味から丁寧に教えてくださったのでやりやすかった。手話が大変で演技に苦戦したという思いはない」と話した。劇中で結婚する気持ちについては「『ありがとう』という気持ち。柳葉さんは大好きなお父さんです」と笑顔で話し、家族を演じた出演者たちは「初めて会った気がしなかった。(祖父を演じた)橋爪さんも本当のおじいさんのような気がしました」と話した。一方、柳葉さんは娘を嫁に出す気持ちについて聞かれると、「基本的には寂しいですけれど、娘が選んだ人であり、これから娘が一皮むけて成長してくれることを思うと……バトンタッチですよね」と複雑な“花嫁の父”の気持ちを代弁したが、「まだ、自分自身としては(自身の娘が)一緒にお風呂に入ってくれますから……。ま、いい経験させてもらったな」と笑顔で話した。

 “娘の選んだ人”を演じた向井さんについて、柳葉さんは「大きくてスタイル抜群。でも、今いわれているイケメンからはちょっと脱した人間くささを見せてくれました。彼が演じる男は人の痛みが分かる本当の優しさがある。この男ならしょうがないか、と思わせてくれた」と絶賛した。手話の練習で初めて向井さんに会ったという貫地谷さんは「初対面で『結婚してください』という手話の掛け合いを練習した」とはにかみながら明かし、「すごく恥ずかしくて(笑い)。でもそのときに、向井さんが台本よりさらに可愛くて、ずるいな、これは好きになっちゃうだろうと思いました」と好印象だったことを明かした。

 好きなシーンについて、貫地谷さんは「一つのシーンに絞るのは難しい。最後まで本当に愛にあふれていて台本にも愛を感じた。このドラマをオファーされて断る人はいないですね。本当に全部のシーンがすごく大切」と話し、柳葉さんも「人と人とのかかわり合いや家族、恋人との絆、人間模様のかたまりなんですよ。本来人間が持っているだろう愛がぎゅうぎゅう詰めにされています」と熱く語った。また、柳葉さんは「役柄としてではなくて、ストーリーに引かれて(この役に)入りましたんで、できる限りストーリーに準じていればいい。この作品に自分をどっぷりと浸らせることを大切にしました」と作品の魅力を語った。

 脚本は、数々のNHK連続ドラマや、ドラマ「外科医有森冴子シリーズ」(日本テレビ系)を手がけたベテラン脚本家の井沢満さんが担当。井沢さん原作の小説「ゆきの、おと~花嫁の父~」 (講談社)も出版されている。ドラマはTBS・MBS系全国ネット(28局)で12年1月8日午後9時~11時3分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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