マンガ質問状:「ヨルムンガンド」 女武器商人と元少年兵の旅路描く 連載はクライマックスへ

高橋慶太郎さんのマンガ「ヨルムンガンド」10巻の表紙
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高橋慶太郎さんのマンガ「ヨルムンガンド」10巻の表紙

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、世界平和のために武器を売る女商人と、武器を憎む元少年兵を描いた高橋慶太郎さんのマンガ「ヨルムンガンド」です。「月刊サンデーGX編集部」(小学館)の夏目晃暢さんに作品の魅力などを聞きました。

ウナギノボリ

−−作品の魅力は?

 魅惑的な女性の武器商人ココ・ヘクマティアルと、元少年兵ヨナの硝煙漂う旅路を描いた作品です。一筋縄ではいかない多彩な登場人物たち、容赦ない銃撃戦、登場する兵器の数々、ハリウッド映画のような現代諜報戦など、エンターテインメントを満載した最新鋭のアクションマンガです!

−−作品が生まれたきっかけは?

 お付き合いがあった高橋慶太郎先生から「武器商人ココと、彼女を守る私兵部隊のマンガを描きたい」という企画の持ち込みがありました。私自身、もともと銃器や兵器が好きでしたし、「ヨルムンガンド」を連載する前にも「ブラック・ラグーン」や「ワイルダネス」を担当していたので、「銃撃戦マンガがもう1本くらい『サンデーGX』に載っていても面白い」と思い、連載企画として立ち上げました。

−−編集者として作品を担当する上でうれしかったエピソードなどを教えてください。

 内外の冒険小説やアクション映画が好きな自分にとって、「ヨルムンガンド」はそれらの要素を多く含んでいるので担当していても楽しいですね。また設定・情報考証の白土晴一さんから提供される最新の軍事や諜報に関する情報を盛り込みながらの打ち合わせは、毎回刺激的でやりがいがあります。

 当初、まったく別のタイトルだったのですが、同名のゲームが既にあったので今のタイトルになりました。高橋先生が考えた現在のタイトルは、テーマ的なところに切り込んだものにもなったのでよかったと思っています。

−−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 最新コミックス第10集が19日ごろに発売となります! クライマックスへ向けて怒濤(どとう)の展開をしていきますので、まずはこちらをよろしくお願いします! さらに、連載は近々クライマックスを迎えます。ココとヨナの硝煙漂う旅路がどのような結末を迎えるのか、楽しみに待っていてください。

月刊サンデーGX編集部 夏目晃暢

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