天空の城ラピュタ:13回目のテレビ放送も15.9%の高視聴率

9日に放送された「天空の城ラピュタ」(c) 1986 二馬力・G
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9日に放送された「天空の城ラピュタ」(c) 1986 二馬力・G

 9日に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送された宮崎駿監督の名作アニメ「天空の城ラピュタ」の平均視聴率が15.9%を記録したことがビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かった。13回目のテレビ放送となったが、根強い人気を集めた。瞬間最高視聴率は午後11時27~29分の20.7%だった。

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 「天空の城ラピュタ」は、86年に公開された劇場版アニメ。鉱山の町で働く少年・パズーは、青い石のペンダントをした少女シータが目の前に落ちてきたことをきっかけに、空に浮かぶという伝説の城「ラピュタ」を探し求める冒険の旅に出る……というストーリー。テレビでは88年から繰り返し放送され、いずれも高視聴率を記録している。

 13回目の放送となった今回は、劇場公開時のフィルムの風合いを再現したニューマスター版での初放送で、放送時間を40分拡大。パズーとシータが「バルス!」と叫ぶクライマックスの場面では、データ放送と連動し、「バルス!」のせりふに合わせて、データ放送の背景を青にするなどの仕掛けも盛り込まれた。

 金曜ロードショーでは、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが考案した「おうちで見よう。」を12月~12年1月のキャンペーンコピーに決定。9日に放送された「天空の城ラピュタ」に続いて、16日には10年7月に公開された「借りぐらしのアリエッティ」が同枠でテレビ初放送される。(毎日新聞デジタル)

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