初音ミク:グーグルクロームCMに初の日本代表アーティストとして登場

初音ミクを起用したグーグルクロームCMの一シーン
1 / 1
初音ミクを起用したグーグルクロームCMの一シーン

 音楽ソフトから生まれたキャラクター「初音ミク」が、16日から放送されるGoogle(グーグル)のインターネットブラウザ 「Chrome(クローム)」の新CMに登場することが分かった。レディー・ガガさんやジャスティン・ビーバーさんらが出演して話題を集めてきた「グーグルクロームグローバルキャンペーン」に、初の日本代表アーティストとして登場。海外でも注目されている日本発の“初音ミク”を通して、次々とクリエーティブの連鎖が起こっていく様子を描き、ウェブがもたらした新しいクリエーティブの形を表現している。

あなたにオススメ

 「初音ミク」は07年にクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市中央区)が開発した音声合成ソフト「ボーカロイド」で、誰でもメロディーと歌詞を入力すれば、バーチャル・シンガーである「初音ミク」を思いのままに歌わせることができる。日本国内での大ヒットにとどまらず、「初音ミク」の存在は、世界20言語以上のテレビ・新聞などで伝えられ、今年の米国iTunesのworldチャートでも、「初音ミク」の人気楽曲を収録したアルバム「supercell」が1位を獲得。米トヨタのカローラCMキャラクター起用や、ロサンゼルスでの6000人規模の米国デビューコンサートなど、海外でもセンセーションを巻き起こしている。

 今回のCMはクリプトン社とSEGAを中心に、さらに世界中のクリエーターやファンの協力で制作されており、CMに使用されている楽曲「Tell Your World」は、“初音ミク”のヒット曲を多く手掛ける音楽プロデューサーのkz(livetune)による書き下ろし。「Everyone,Creator あなたのウェブを、はじめよう。」というコンセプトの下、楽曲がさまざまなクリエーターたちの手によって、生演奏、イラスト、CG、ダンス、コスプレ……と音楽のジャンルを超えた新しい作品へと生まれ変わり、ウェブを介して海を越えて波及し、世界的ムーブメントになるまでを描いている。新CMは動画サイト「Youtube」でも公開中(http://www.youtube.com/user/GoogleChromeJapan?feature=watch)。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事