内村光良:「またやりたい!」 クセ者俳優らとカツラなしの本気演技 年末SP「内村コメディハウス」

「内村コメディハウス~クセ者俳優と見たことない競演SP~」で支配人を務める内村光良さん=MBS提供
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「内村コメディハウス~クセ者俳優と見たことない競演SP~」で支配人を務める内村光良さん=MBS提供

 お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが、シチュエーションコメディーに挑戦した年末の特別番組「内村コメディハウス~クセ者俳優と見たことない競演SP~」の収録が19日、東京都内で行われ、収録後のスタジオで内村さんが取材に応じた。内村さんはシチュエーションコメディーについて「よりドラマに近くて、コントとは違う。今日(のふん装)は眼鏡だけで、カツラもあえてかぶっていません。そこが自分の中では大きいんですよね。眼鏡も私が使っている自前でやれたので、気持ちが違います」と語り、「好評でしたら、またやりたい!」と自信を見せた。

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 「内村コメディハウス」は、内村さんが人気役者や演技派芸人を相手に「演技力」でガチンコ勝負を挑むシチュエーションコメディー番組。支配人役の内村さんと、番頭役のお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんが、老舗旅館「旅館 うちむら」を舞台に、俳優の荒川良々さん、女優の三浦理恵子さん、お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんが演じる“クセ者”の宿泊客を、3編のコメディで“おもてなし”する。番組内では、出演者が一堂に会してトークも繰り広げる。

 撮り終えたばかりで、編集もしていない映像を観覧客に見せるという試みに、内村さんは「初めてだったんですけれど、お客さんが笑ってくれているのを見てホッとしました。緊張感とほどよい安心感がありました。これで音楽とか編集をしたら、もうちょっとましになるかな」と振り返り、「自分もお客さんと一緒に初めて見た。予想していないところで笑いが起きたことにびっくり。ドラマ的な笑いなんだな……」と感心していた。

 共演者については、見た目も言動もちょっと怪しい客を演じた荒川さんは「存在感がずるいんだよ。立っているだけで顔がほころぶ。(怪しい客の)衣装がすごく似合う」と話し、着のみ着のまま家出した無一文の美しい女性客を演じた三浦さんについては「声がつやっぽいからずるい。自然とこちらの声が上ずっちゃう」と絶賛した。クレームの多い客で「旅館 うちむら」を買収しようとするリゾート開発会社社長を演じた田中さんについては「たたずまいというか、姿勢がずるいです。『緊張します』と言いながら全然そんなことはない。したたかで油断できないので、アドリブが多くなっちゃう」と笑いながら振り返った。

 今回コンビを組んだ若林さんに対しては「最近は舞台とか映画に出ているので、ちゃんと受けの芝居をやってくれていた」と高評価で、「私が演技で脱線したところも、若林が引き取って直してくれた。その点は助かりました。もうちょっと付き合いを深めたら、自由な空気感になっていける」と今後の共演にも意欲を見せた。番組は27日午後11時50分~深夜0時50分に毎日放送(MBS)ほか全国28局同時ネットで放送。内村さんは「シチュエーションコメディーはコントとドラマの中間。今回の番組は間にトークも入ってくる。1時間丸ごと、番組構成も含めて楽しんでもらえたら。酒でも飲みながら、年末まったりと見ていただきたい」と力を込めてアピールした。(毎日新聞デジタル)

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