内村光良:初の独り舞台「東京オリンピック生まれの男」WOWOWで放送

舞台「東京オリンピック生まれの男」の一場面写真:引地信彦
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舞台「東京オリンピック生まれの男」の一場面写真:引地信彦

 お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんの初めての独り舞台「東京オリンピック生まれの男」が19日にWOWOWで放送される。同公演は3月に紀伊国屋サザンシアター(東京都渋谷区)で行われる予定だった舞台の振り替え公演で、7月9日にサンシャイン劇場(東京都豊島区)で収録されたもの。物語は内村さんと同じく東京オリンピックの開催年である1964年に生まれた“秋田泉一”の生い立ちから現在までの人生を独白形式でつづっていく。

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 小学生のころ目覚めた「1等賞になる」という快感が忘れられない少年・泉一は、1位を目指して次から次へといろいろなことに挑戦していく。それは学生時代、それから大人になっても変わらず、転々と仕事を変えていくのだが……というストーリーで、内村さんが脚本も担当。迫真の演技と練り込まれた構成で送られる笑いあり、少し感動ありのハートフルコメディーに仕上がっている。

 一人で舞台に立つ内村さんは、膨大なせりふをノンストップでたたみかける。またコミカルな動きや踊り、歌、ピアノやバク転なども披露し、見ている側が心配するほどの息もつかせぬ動きで観客の爆笑を誘った。舞台終盤には、少しほろりとさせる感動的なシーンも用意。内村さんの才能の深さがうかがえる作品となっている。終幕後のカーテンコールで、鳴りやまない拍手の中、内村さんはやりきったという充実の表情を浮かべていた。

 WOWOWでは、舞台「東京オリンピック生まれの男」を19日午後10時半から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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