注目映画紹介:「ニューイヤーズ・イブ」 NYを舞台に8組の人々の悲喜こもごもを描く

「ニューイヤーズ・イブ」の一場面(C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS,INC.
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「ニューイヤーズ・イブ」の一場面(C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS,INC.

 「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル監督が、ニューヨークの大みそかを舞台に描く「ニューイヤーズ・イブ」が23日、全国で公開された。ある者は1年前に出会った“運命の人”との再会を願い、ある者は1年間の目標をすべて達成しようとし、ある者は不治の病でまもなく死を迎えようとしている……。8組の人々の悲喜こもごもがつづられていく。

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 タイムズスクエアのカウントダウンイベントでのファーストキスを夢見るアビゲイル・ブレスリンさんに始まり、自転車メッセンジャーボーイ役のザック・エフロンさん、大みそかが大嫌いな男役でアシュトン・カッチャーさん、シングルマザー役のサラ・ジェシカ・パーカーさん、そして、入院患者役のロバート・デ・ニーロさんら出演者の顔ぶれは非常に豪華だ。ただ、マーシャル監督の前作「バレンタインデー」に比べて展開は意外性に欠け、マーシャル監督作でおなじみのヘクター・エリゾンドさんの出番が少ないのも残念。

 とはいえ、それぞれに事情を抱え、今年1年の“やり残し”をやりとげようと奮闘する人々の姿は、観客の心に温かな思いを残してくれるはず。映画史上初めて、タイムズスクエアのカウントダウンイベント(撮影は10年12月31日)の映像も挿入され、クリスマスから年末年始に向けてのワクワク気分を盛り上げてくれる。23日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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