斉藤和義:「ミタ」効果で7週ぶりトップ10返り咲き 主題歌「やさしくなりたい」

斉藤和義さんの「やさしくなりたい」のジャケット
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斉藤和義さんの「やさしくなりたい」のジャケット

 27日発表されたオリコン週間シングルランキング(12年1月2日付)によると、最終回で平均視聴率40.0%という驚異的な数字をたたき出した連続ドラマ「家政婦のミタ」の主題歌で斉藤和義さんが歌う「やさしくなりたい」(ビクターエンタテインメント)が週間で1万3000枚(累積7万枚)を売り上げ、前週の13位から8位に順位を上げた。初ランクインとなった11月14日付の6位以来、7週ぶりのトップ10返り咲きを果たした。

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 ドラマは、松嶋菜々子さん演じる笑わない冷徹な家政婦の三田灯(みた・あかり)が、母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。喜怒哀楽を示さず業務命令なら「承知しました」の一言で犯罪行為に及ぶまで、何でもやってしまう三田の振り切れたキャラクターが受け、平均視聴率は初回から19.5%と好調なスタートを切り、第5話以降は20%超を維持。21日の最終話では驚異の40%台を記録し、午後11時から4分間には瞬間最高となる42.8%をマーク。主題歌が流れたタイミングでも42%台を記録した。

 「やさしくなりたい」は、斉藤さんが「(ドラマは)いろいろなものを失った人たちの再生がテーマと聞いたので、それを意識して作った。シリアスな部分も多いドラマなので、その中で僕の歌が少しでも救いの要素になれば」とドラマのために書き下ろした新曲。ドラマのラストに絶妙なタイミングで流れる印象的なギターと歌声、「愛なき時代に生まれたわけじゃない」「強くなりたい、やさしくなりたい」といったストレートに心に響く歌詞が物語にフィットしていると評判を呼び、ドラマを盛り上げる上で欠かせない楽曲となった。(毎日新聞デジタル)

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