ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
女優の柴咲コウさん、「嵐」の二宮和也さんらが出演し、男女が逆転した江戸時代を描いたヒット映画「大奥」(10年10月公開)の続編が製作されることが17日、明らかになった。今年10月クールにTBS系で、三代将軍・家光の時代を描く連続ドラマを放送し、ドラマ終了後の12月22日からは、五代将軍・綱吉の時代を描く映画も全国で公開される。両作品ともに俳優の堺雅人さん(38)が主演し、ドラマ版では多部未華子さん(22)が家光を、映画版では菅野美穂さん(34)が綱吉を演じる。
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ドラマでは家光の側室となる公家出身の有功(ありこと)役、映画では綱吉の時代に大奥に入る、公家出身で有功とうり二つの謎の男・右衛門佐(えもんのすけ)役と、“一人二役”を務める堺さんは、「大変なお役をいただきました。ドラマ、映画と半年近いご奉公になります。精いっぱい務めさせていだくつもりです。原作は『男女逆転』という設定以外は、とても硬派な歴史劇。大河ドラマに参加するときのような、意気込みと緊張感で臨みたい」と抱負を語り、初共演となる菅野さん、多部さんについても、「ずっとご一緒したいと思っていたので、撮影が本当に待ち遠しい。僕はお二人に仕える大奥総取締役を二役演じる予定です。はなやかな世界ですが、あくまでも裏方。いい作品になるよう、お二人を支えながら粉骨砕身、力の限りを尽くす所存です」とコメントしている。
ドラマ版で家光を演じる多部さんは「大きなプロジェクトで、とても重要な役柄を担うこと、とても緊張していますし、不安でいっぱいですが、大奥の世界観を乱すことなく、精いっぱい頑張りたい」と意気込み、映画版の綱吉を演じる菅野さんも、「まさか自分が将軍の役をやらせていただく機会があるなんて、夢にも思いませんでした。少しずつイメージをふくらませている段階ですが、将軍の葛藤、孤独、やりきれない運命を、そして生きている人間だからこそのどうにもならない弱さ、愚かさを、エンターテインメントとして演じられたら」と語っている。
「大奥」は、よしながふみさんが隔月刊誌「メロディ」(白泉社)で連載し、09年の手塚治虫文化賞を受賞したSFマンガが原作。謎の疫病で男性が女性の4分の1の人口になったことで男女の役割が逆転、仕事も政治も女性が取り仕切るようになった江戸時代が舞台。10年公開の映画では、柴咲さん演じる徳川吉宗の時代が描かれ、二宮さんや玉木宏さんらが出演し、興行収入は23億円、動員も200万人を突破するなどヒットした。
今回発表された続編は、原作2~4巻、初の女将軍となった徳川家光の時代を描く連続ドラマ「大奥[有功・家光編]」と、原作4~6巻、五代将軍綱吉の時代を描く映画「大奥[右衛門佐・綱吉編]」の2作品。前作の映画に引き続き、金子文紀監督が両作品のメガホンをとり、脚本はドラマ「美しい隣人」などの神山由美子さんが担当する。(毎日新聞デジタル)
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