俳優の山本太郎さん(37)が27日、東京都内で開催された公開中の映画「マイウェイ 12,000キロの真実」(カン・ジェギュ監督)のトークショーに登場。「市民活動が忙しくて映画をまだ見ていない」と話して会場を笑わせた山本さんは「夢はいい役者になること。役者は今もやっているんですよ、仕事がないだけで。今は20倍忙しくて収入は10分の1以下なんですけれど。でもこの中途半端な感じじゃ終われない。僕は60、70代になったらブレークすると思っている。それまでに生き延びる環境を確保しないといけない、そのために市民活動に参加しているんです」と語った。
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「マイウェイ」は、1928年の日本統治下のソウルが舞台の実話を基にした作品で、戦時下の極限状態で絆を深めた日韓の男同士の友情を描いている。何不自由なく暮らす長谷川辰雄(オダギリジョーさん)は、使用人として雇われた一家の少年のキム・ジュンシク(チャン・ドンゴンさん)と出会い、境遇が異なる2人が走ることを通じてライバルとして成長。五輪の選考会でのある事件をきっかけに2人の人生は大きく変わってしまう……というストーリー。
長谷川が率いる守備隊に所属する鬼曹長・野田を演じる山本さんは最初は「悪のアイコンとしての日本人を演じるのはイヤだった」という。しかし、カン監督と野田のバックグラウンドなど話を詰め、演じ切った今は「野田もいろんな人間のうちの一人で生き延びたいと思っている人間の一人」と捉え直したという。山本さんは「右翼とか左翼とかカテゴライズしている時代じゃない。多様性を認めないと。(カテゴライズすることで)自分たちで生きづらくしている状況があるんじゃないかな」と語り、観客も山本さんの話に聴き入っていた。(毎日新聞デジタル)
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