吉高由里子:バレンタイン「今年は渡したい人がいる」! 「僕等がいた」前編完成披露

「僕等がいた」完成披露イベントに登場した吉高由里子さん
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「僕等がいた」完成披露イベントに登場した吉高由里子さん

 俳優の生田斗真さんと女優の吉高由里子さんがダブル主演する映画「僕等がいた」(三木孝浩監督)の前編の完成披露イベントが30日、六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)で開催され、会場に敷かれたハートをかたどったレッドカーペットに、主演の2人が手をつないで登場した。吉高さんは、バレンタインの予定を聞かれると「人に素直にプレゼントをするのは恥ずかしい」と照れながら、「今年は渡したい人がいる。私、発表します。映画のネタより大きくなっちゃうかもしれない……」と大胆告白で報道陣を沸かせたが、「バレンタインということで、単なる私の気持ちです」と生田さんにプレゼントを渡し、「じらしてごめんなさい」といたずらっぽい笑顔で会場を和ませていた。

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 映画は、小畑友紀(おばた・ゆうき)さんがマンガ誌「ベツコミ」(小学館)で02年から連載し、2月13日に発売される3月号で最終回を迎える人気マンガが原作。コミックスは15巻まで発売されており、04年度の「第50回小学館漫画賞」(少女向け部門)を受賞している。映画の舞台は、北海道(釧路市・札幌市)と東京で、10年以上にわたる壮大なラブストーリーを描く。

 生田さんが演じる矢野元晴は、吉高さん演じる高橋七美の同級生で、クラスの女子のほとんどが好きになってしまうほどカッコいい男子だが、年上の恋人・奈々を交通事故で亡くした過去を持ち、心に大きな影を持つという役どころ。七美は、矢野への思いが抑えきれなくなり、生まれて初めて恋の告白をし、七美のいちずな思いに矢野は、少しずつ心を開いていき、2人は未来を誓い合う。しかし、矢野は東京に転校することになり、姿をくらませる。その6年後に七美は東京で働くようになり、知人から矢野を目撃したという話を聞く……という展開。矢野の親友・竹内匡史役を高岡蒼甫さん、七美の同級生・山本有里役を本仮屋ユイカさんが演じる。

 イベントでは、生田さんと吉高さん、三木監督がそれぞれ、自分のお気に入りのシーンを紹介。吉高さんは、生田さん演じる矢野のせりふ「最後にもっかいチューしようか?」を挙げ、「これ斗真君に今言ってほしいですよね?」と生田さんにリクエスト。生田さんが照れながらせりふを言うと、「あー気持ちいい!  カイロいらないね!」と満面の笑みを見せ、「(映画のナレーションの)最後の文章を読み終わった瞬間、タンポポが飛んで行っちゃうような喪失感を感じたんですが、公開されるのが楽しみになってきた」と話した。生田さんは「運命は自分で切り開いて、2人で作っていくもの。運命を信じ続けていれば、(願いは)かなうんじゃないかという気持ちにさせてくれます。ぜひ恋人と一緒に見てください」とPRした。

 主題歌は「Mr.Children」が担当し、前編は「祈り~涙の軌道」、後編は「pieces」、2曲が収録されるシングル「祈り~涙の軌道/End of the day/pieces」(1200円)は4月18日に発売される。映画の前編は3月17日、後編は4月21日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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