零の軌跡:PSVita用ソフト発売へ フルボイス化で「台本が電話帳1冊分」

 日本ファルコムのRPG「英雄伝説 零の軌跡 Evolution(エボリューション)」が、新型携帯ゲーム機「PSVita」向けに発売されることが明らかになり、9日に制作発表会が行われた。今夏発売予定で、Vitaカード版6090円、ダウンロード版5040円。

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 「英雄伝説」シリーズは89年、PC向けに発売された「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」に端を発するRPGの人気シリーズ。本作の舞台はかつて帝国と共和国のはざまで領土争いが繰り広げられたクロスベル自治州。腐敗と汚職にまみれるクロスベル警察で、新米捜査官ロイド、クロスベル市長の孫娘エリィ、若き「魔導杖」の使い手ティオ、女たらしの元警備隊員ランディの4人は新設の「特務支援課」に配属され、厳しい現実に力を合わせて立ち向かっていく……というストーリー。

 同作は10年9月にPSP版の「英雄伝説 零の軌跡」が発売されており、今回のPSVita版「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」ではハードに合わせて、グラフィックが高解像度になり、総勢157人を超えるキャラクターのメーンシナリオがフルボイス化され、さらに物語の世界に入りやすくなっている。また、劇中の全74曲を新アレンジやムービーの新規作成、ミニゲームの追加なども行われている。企画・制作をキャラアニが、開発はピラミッドが手がけ、販売は角川ゲームスが行う。

 日本ファルコムのゲーム楽曲のアレンジを専門とするバンド「jdkBAND」も登場し、主題歌の 「way of life」や新曲などを披露。その後、ティオ役の声優・水橋かおりさんとトークセッションを行い、「メーンボイスがフルボイスになるってすごい」とボーカルの小寺可南子さんが語ると、水橋さんが「自分のせりふだけで台本が電話帳一冊分」と明かした。驚く一同に、「jdkBAND」メンバーの声優出演が発表され、実際にアテレコ合戦が繰り広げられた。

 この発表会の模様は「ニコニコ生放送」で配信され、会場には視聴者の発言コメントが映し出され、出演者がコメントに一喜一憂するなどした。(毎日新聞デジタル)

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