阿部寛:自分の顔が描かれたチョコに「人相悪い」と苦笑い 「麒麟の翼」ヒット御礼舞台あいさつ

「麒麟の翼」大ヒット御礼舞台あいさつに登場した阿部寛さん(左)と「加賀さんチョコ」
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「麒麟の翼」大ヒット御礼舞台あいさつに登場した阿部寛さん(左)と「加賀さんチョコ」

 人気作家・東野圭吾さんの小説「加賀恭一郎シリーズ」の最新作が原作の映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」(土井裕泰監督)の大ヒット御礼舞台あいさつが13日、東京都内で行われた。明日に迫ったバレンタインデーにちなんで、麒麟の像をかたどった特大の「麒麟チョコ」と、主演の阿部寛さんの顔をデザインした「加賀さんチョコ」がステージに登場し、阿部さんは自分の顔のチョコを見て「うわっ。人相悪いな、こりゃ……犯罪者っぽい」と苦笑。新垣結衣さんの書いたチョコレートのメッセージを持ち「これだけ持って帰ります」と笑顔で話し、会場を沸かせていた。

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 舞台あいさつには向井理さんがサプライズゲストとして登場し、大歓声の中、主演の阿部さんに大きな花束を手渡した。10年の連続ドラマにはレギュラー出演していた向井さんだが、映画にも一瞬出演。「一応出演者なので……場違いなのは承知の上、駆けつけさせていただきました」と話し、「クランクインの前日に誰よりも早くクランクインし、15分でクランクアップしたという、とても思い出深い作品になった」とちゃめっ気たっぷりに撮影の様子を明かした。

 向井さんとはドラマのときに初めて共演したという阿部さんは、向井さんについて「(ドラマの時期は)ちょうど、NHKのドラマと両方やっていた。想像はしていましたけれど、どんどん有名になっていく。向井君はいろんな顔を持っている役者さんなので、これからもすごい人になっていくでしょう。今日は自分から(舞台あいさつに)来たいと言ってくれたのがすごくうれしい」と絶賛。向井さんは「いつも共演するときは緊張しますね。でも吸収させていただくことが多い大先輩なので、毎回いろんなことを発見したり、まねてみたいと思う。今後ともぜひ見習って、一緒にお仕事させていただきたい」と恐縮していた。

 「麒麟の翼」は、阿部さんが主人公の刑事・加賀恭一郎を演じたドラマ「新参者」(TBS系)のキャストを引き継ぐ形で映画化した。原作の舞台となった東京・日本橋や人形町で実際に撮影され、阿部さんや溝端淳平さん、黒木メイサさんらドラマのキャストが再び集結。昨年1月に放送されたスペシャルドラマ「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」に登場した田中麗奈さんや山崎努さんも出演している。

 舞台あいさつには、阿部さん、溝端さん、新垣さん、土井監督が登場した。阿部さんは「(興行収入)10億円いったそうですね」とヒットに喜びをにじませ、「多くのお客さんがよかったと言ってくれるんで、後から聞く声がうれしい映画だな。まだまだ力がある。僕もお客さんに交じって、1回見てみたいと思います」と話した。溝端さんは「記録はもちろん、記憶に残る作品になったんじゃないかと思います」と自信を見せた。新垣さんも「数字はフワッとしか分からないんですけれど、公開後に皆さんの前に立つ機会をいただけるなんて」と喜んだ。土井監督は「劇場で満員のお客様の中に立てるのは本当に幸せだと思います。心に感じるものがあったら、まだまだ広めていただければと思います」と笑顔で呼びかけた。(毎日新聞デジタル)

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