米歌手ホイットニー・ヒューストンさん(享年48)の急死の報を受け、その作品に再び注目が集まっている。代表曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」が14日発表の「レコチョク 洋楽・フル」のデイリーランキングで1位になるなど楽曲ダウンロード数が急増、「iTunes」でも同曲などが上位に急浮上している。タワーレコードでは、ベスト盤が通常の10倍の売れ行きとなるなど品薄の状態が続き、TSUTAYAでは、ヒューストンさんが主演した映画「ボディガード」(ミック・ジャクソン監督)のDVDのレンタル数が、14日に前週に比べて約21倍と急増している。
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12日(現地時間11日)の突然の訃報で、各種メディアが一斉に報道し始めた12日以降、ヒューストンさんの楽曲ダウンロード数は急増。自身も主演し大ヒットした映画「ボディガード」のテーマ曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」は、上位100曲の圏外から12日付の「レコチョク 洋楽・フル」デイリーチャートで2位に急浮上し、13日(現地時間12日)に開催された「第54回グラミー賞」授賞式で、米歌手のジェニファー・ハドソンさんが同曲を歌唱したところ、さらに注目を集め、14日付のデイリーランキングで1位を獲得した。このほか、「オール・アット・ワンス」や「すべてをあなたに」など関連楽曲は軒並みダウンロード数を伸ばし、トップ100に15曲がランクインしている。
店頭での反響も大きく、タワーレコードでは、ほぼ全店で追悼コメントなどを掲示した特設コーナーを展開しており、ヒューストンさん急死の報が入った12日にはベスト盤が「ふだんの10倍」(広報担当者)の売れ行きになったという。問い合わせも多数あるが、品薄の状態が続いているため、「商品をかき集めている状態」だという。また、TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)によると、TSUTAYAでも一部店舗で売り切れの状態で、レンタルでも映画「ボディガード」のDVDが前週に比べて12日が10倍、13日が18倍、14日が21倍と急増しているという。
タワーレコードによると、品薄の状態はしばらく続く見通しという。偉大なアーティストの急死による余波が広がっている。
また、WOWOWは映画「ボディガード」を18日午後4時45分から放送する。(毎日新聞デジタル)
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