松任谷由実:「元気になるお手伝いがしたい」 ニッポン放送“特別”編成局長就任で名刺配り

ニッポン放送のスペシャルウィーク編成局長の辞令を手にした松任谷由実さん
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ニッポン放送のスペシャルウィーク編成局長の辞令を手にした松任谷由実さん

 今年デビュー40周年を迎えるユーミンことシンガー・ソングライターの松任谷由実さんが、AMラジオのニッポン放送の2月のスペシャルウィーク(20~26日)で編成局長を務めることになり、同局(東京都千代田区)の編成局長席で村山創太郎社長から、依嘱状と「スペシャルウィーク編成局長」の名刺を手渡された。松任谷さんは「辞令って左遷のときだけだと思っていました。めでたいときにも出るんですね」とうれしそうに辞令を見つめ、「日本中、ラジオが元気になるお手伝いができれば。まじめに社会勉強したいと思います」と決意表明した。

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 スペシャルウィークは「春よ来い! 元気をリリースニッポン放送」と題して、さまざまな企画を展開していく。編成局長席では、村山社長から辞令とともに、名刺を2箱プレゼントされた松任谷さんは「使ったことない。人からもらった名刺入れに入れされていただきます」と名刺入れに入れ、早速「私、こういうものです」と集まった報道陣に配った。

 編成局長就任について、松任谷さんは「たまたま友人たちが乗せてくれたおみこし。お祭り女ですから、乗ってみようと思いました」と話し、阪神大震災の際の経験を振り返り、「当時声の伝言板(というコーナー)をやって、ラジオ自体がすぐ隣にいる身近な友だちだと肌で感じた。危機的状況のときに一番人の心の奥深く入れるメディアだと思う」と熱を込めて語った。

 松任谷さんは同日、生放送の「上柳昌彦 ごごばん!」に局長の初仕事として出演するほか、スペシャルウィーク限定の「ジングル」(番組の節目に挿入される短い音楽などの総称)や交通情報のBGMに、3月14日発売の最新シングル「恋をリリース」を基にした、ここでしか聴けないオリジナルバーションを放送する。スペシャルウィーク最終日となる26日には、午後4時放送の「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」に出演。その後、午後5時半からの特別番組「春よ来い! 元気をリリースニッポン放送 松任谷由実ミュージックアルバム~メールではじまる物語~」の放送も決定し、女優の貫地谷しほりさんが同番組でナレーションを務める。

 新曲「恋をリリース」について、松任谷さんは「チャラ男に見切りを付けて恋を手放す歌(笑い)。スペシャルウィークの『元気をリリース』の『リリース』は発信という意味。創造と破壊の両方の意味があるリリースという言葉はすごくいい言葉だと思います」と紹介し、「多作な私の曲の中でも、明るい曲になる。ポップなナンバーですので、明るくなって次に進んでほしい」と思いを語った。(毎日新聞デジタル)

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