UFC JAPAN:11年ぶり日本開催 前日の公開計量イベントに秋山、岡見ら登場

11年ぶりに開催される「UFC JAPAN」の公開計量イベントでにらみ合うライト級王者フランク・エドガー選手(左)とベンソン・ヘンダーソン選手
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11年ぶりに開催される「UFC JAPAN」の公開計量イベントでにらみ合うライト級王者フランク・エドガー選手(左)とベンソン・ヘンダーソン選手

 世界の総合格闘技「Ultimate Fighting Championship(UFC)」の日本大会「UFC JAPAN」が26日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で開催されるが、その公開計量イベントが25日に同所で行われ、ライト級タイトルマッチを行う同級王者のフランク・エドガー選手とベンソン・ヘンダーソン選手をはじめ、日本の秋山成勲選手や五味隆典選手、岡見勇信選手、日沖発選手、山本KID徳郁選手らが登場。11年ぶりの日本開催となる世界最高峰の戦いを前に、約2000人のファンで埋まった会場は熱気に包まれた。試合の模様はWOWOWプライムで26日正午から生中継する。

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 ライト級王者のエドガー選手に挑戦するヘンダーソン選手は「日本の地でタイトルマッチを戦えるのは本当にエキサイティングだね。ハートのあるとても強いエドガー選手と戦えてうれしいし、この地で、彼からベルトを奪えると思うと本当に楽しみだよ」と挑発。エドガー選手は「準備をするのが大変な選手だけど、勢いも大事に試合をしていきたい。楽しみだね」と意気込んだ。

 ライアン・ベイダー選手と対戦するライトヘビー級王者のクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン選手は、日本語で「しばくぞ」と書かれた日の丸のはちまきを頭に巻いて登場。「ライアン・ベイダー! しばくぞ、コラッ!」と日本語でシャウトし、「日本でずっと試合がしたかったので、アメリカで組まれていた試合を蹴ってここに来たよ。ついに日本で試合をすることができる。みんなに最高の試合を見せたいね」と抱負を語り、会場は大盛り上がり。ベイダー選手も「負ける気はまったくないね」と気合い十分だった。ジャクソン選手は計量オーバーだったが、試合は行われる。

 この日は、公開計量を前に、ウエルター級王者ジョルジュ・サンピエール選手のトークショーも実施。ファンからの質問にも答え、「日本での試合は?」との問いに、サンピエール選手は「そう遠くない未来に、みなさんの前にファイターとしての姿を見せられることを楽しみにしているよ」と笑顔で話し、会場には歓声が飛び交った。

 「UFC JAPAN」は、11年ぶりに開催されるUFCの日本大会。メーンカードでは、王者エドガー選手とヘンダーソン選手のライト級タイトルマッチが行われ、岡見選手は昨年8月のミドル級王者アンデウソン・シウバとのタイトルマッチ敗戦後の復活をかけて、ティム・ボッシュ選手と対戦。秋山選手は、階級をミドル級からウエルター級に変更して元Strikeforce王者ジェイク・シールズ選手との試合に臨む。WOWOWでは26日正午から、歌手で俳優の福山雅治さんをゲストに迎え、WOWOWプライムで生中継する。(毎日新聞デジタル)

◇主な対戦カード(敬称略)

 ライト級タイトルマッチ:フランク・エドガー対ベンソン・ヘンダーソン▽ウエルター級:秋山成勲対ジェイク・シールズ▽ライトヘビー級:クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン対ライアン・ベイダー▽ヘビー級:マーク・ハント対シェイク・コンゴ▽ライト級:五味隆典対光岡映二▽ミドル級:岡見勇信対ティム・ボッシュ▽フェザー級:日沖発対バート・パラゼウスキー▽ライト級:アンソニー・ペティス対ジョー・ローザ

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