フジファブリック:3人体制で初のシングル アニメ「つり球」のオープニング曲に決定

アニメ「つり球」のオープニングテーマを担当するフジファブリック
1 / 1
アニメ「つり球」のオープニングテーマを担当するフジファブリック

 フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で4月から放送されるアニメ「つり球(たま)」のオープニングテーマが、3人組ロックバンド「フジファブリック」の新曲「徒然モノクローム」に決定したことが28日、分かった。新曲を収録したシングル「徒然モノクローム/流線形」は5月16日発売予定で、同バンドが3人体制になって初めてリリースするシングルとなる。

あなたにオススメ

 「つり球」は、湘南・江の島が舞台で、「釣り」をモチーフにした青春ストーリー。コミュニケーションが異常なほど苦手で友だちのいない男子高校生の真田ユキ(逢坂良太さん)が、ユキに釣りをさせようとする自称・宇宙人のハル(入野自由さん)、いつもはイライラしているが釣りの腕はプロ並みの宇佐美夏樹(内山昂輝さん)、謎のインド人のアキラ・アガルカール・山田(杉田智和さん)と出会う……という内容。高校生の日常と心の成長を描く一方で、物語のかぎを握るのが宇宙人という“フシギな”ストーリーが展開する。

 「フジファブリック」は00年に結成し、04年にメジャーデビュー。09年12月、中心人物だったボーカルの志村正彦さんが急死し、残されたメンバー3人で完成させたアルバム「MUSIC」の収録曲「夜明けのBEAT」がテレビ東京のドラマ「モテキ」の主題歌となり、11年の映画版ではオープニングテーマ曲に起用された。ギターの山内総一郎さんがリードボーカルを務め、キーボードの金澤ダイスケさんとベースの加藤慎一さんの3人体制で11年夏に再始動した。

 山内さんは、新曲について「きれいな空と海の絵、なんだか違和感のあるお話、どこか他人とは思えないキャラクターたちのイメージで作りました。青春は、行き詰まったところが始まりです。放送を楽しみにしています」とコメントしている。アニメは4月12日から毎週木曜深夜1時15分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

アニメ 最新記事