GON-ゴン-:異色の“恐竜”アニメを世界展開 韓国アニメ会社と講談社が共同制作

アニメ「GON-ゴン-」のビジュアル(c)田中政志/講談社・大元メディア
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アニメ「GON-ゴン-」のビジュアル(c)田中政志/講談社・大元メディア

 98年度の「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の優秀賞を受賞した田中政志さんの異色マンガが原作のアニメ「GON-ゴン-」が、日本だけではなく世界各国で放送されることが6日、明らかになった。韓国のアニメ制作会社「大元メディア」と講談社が共同で制作し、日本ではテレビ東京系で4月2日から、韓国では12年夏から放送し、その後欧米でも放送される。全50話の予定。

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 「ゴン」は、91~02年に「モーニング」(講談社)で連載され、コミックスは世界で120万部を発行した。恐竜のように見える不思議な生物のゴンを主役に大自然で生きる姿を描いており、マンガの“文法”として用いられるセリフや擬音などがないことでも話題を呼んだ。文字が分からなくても読めることから海外でも高い評価を得ている。また、アニメの放送に合わせてマンガの連載も月刊マンガ誌「アフタヌーン」(講談社)で始まる。

 アニメは、原作マンガの世界観は残しながら、家族や幼児でも楽しめるようにし、仲間や夢、愛を描いた心温まる作品になるという。ゴンの声をくまいもとこさんが務めるほか、三ツ矢雄二さん、堀内賢雄さんら人気声優がキャラクターの声を担当する。(毎日新聞デジタル)

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