東日本大震災から1年となる11日、人気アイドルグループ「AKB48」と、姉妹ユニット「SKE48」「NMB48」「HKT48」が、拠点となる各劇場などでチャリティー公演を開催。別会場で握手会を行っていたSDN48も参加し、地震が発生した午後2時46分には、各グループの全メンバー総勢282人が1分間の黙とうをささげ、AKB48の楽曲「誰かのために」を熱唱した。
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AKB48グループのメンバーは、昨年5月から今年2月まで、10回にわたって被災地訪問を続けており、AKB48の高橋みなみさんは「全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたい。被災地のみなさんからは、笑顔の大切さ、そして前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、皆さんに笑顔を届けられるように頑張っていきたい」と思いを語った。
チャリティーライブは、「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト」と題され、AKB48は東京・秋葉原、SKE48は名古屋・栄、NMB48は大阪・難波、HKT48は福岡・博多の各専用劇場で特別公演を実施。入場無料で各劇場で午後2時半に開演、各グループのメンバーが総出演して行われた。「SDN48」も握手会が行われた東京ビッグサイト(東京都江東区)から参加した。
各劇場では、オープニングに「風は吹いている」を歌い、メンバーたちが被災地を訪問した際のスペシャル映像を上映。秋葉原のAKB48劇場では、午後2時46 分に全メンバーと250人のファンが一斉に黙とうをささげた。AKB48の大島優子さんは、「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたい。これからも協力をよろしくお願いします」と呼びかけていた。
各劇場では一般向けに午後4時半~同9時に募金を行い、国内外のAKB48オフィシャルショップにも募金箱を設置。震災の被災地支援活動「誰かのためにプロジェクト」を通じた寄付金の総額はすでに12億円を超えており、この日1日だけで、新たに総額200万円以上の寄付金が集まった。(毎日新聞デジタル)
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