マンガ家・松本零士さんが80年代に執筆し、未公開のまま眠っていたシナリオを、実力派スタッフがアニメ化した「オズマ」がWOWOWで16日から放送されることに先駆けて14日、東京メトロ・日比谷線の秋葉原駅構内に、同アニメのPRポスターが掲出された。ポスターには、小型のアフレコ台本が貼り付けられており、その台本をはがすとキービジュアルをあしらったポスターが姿を現すという作り。駅の利用客は、めずらしいポスターを興味深そうに見入っていた。
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貼り付けられている台本は、配布用の小冊子で、第1話の前半部分30ページを掲載。放送前に、そのアフレコ台本が世に出ることは異例という。同ポスターは秋葉原駅のほか、渋谷駅と二子玉川駅でも掲出している。
また、放送開始前日の15日午後4時から、都内5カ所(新橋、秋葉原、渋谷、池袋、新宿)で「オズマ」の号外を配布するプロモーションも実施する。号外を入手してツイッターでつぶやくと、プレゼントが当たるキャンペーンも実施。詳しくは「オズマ」公式サイトに掲載している。
「オズマ」はWOWOWの開局20周年を記念して放送。総監督にアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔監督を迎え、脚本をアニメ「ONE PIECE」などの武上純希さんが手がけている。
舞台は砂漠化した未来の地球。太陽の異常活動によって地球の生態系に異変が起こり、人類はDNA破壊によって出生率が低下。そんな中、政府は「人類再生計画」を実行し、優秀な能力を持つ「IC(アイディアル・チルドレン)」というクローンが統治する巨大組織が出来上がっていた。砂漠で交易を営む「砂賊」のサム・コインは、兄のかたきである謎の巨大移動物体「オズマ」を探していた。サムはある日、ICに追われる謎の女性・マヤと出会い、救出するが……という内容。マヤとICの関係、オズマの正体など謎の多いストーリーとアクションが交錯するSFエンターテインメント作に仕上がっている。放送はWOWOWプライムで16日から毎週金曜深夜0時。全6回で、第1話は無料放送となる。(毎日新聞デジタル)
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