横道世之介:池松壮亮、伊藤歩、綾野剛の映画出演決定 若手実力派が顔をそろえる

映画「横道世之介」に出演が決定した(左から)池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さん
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映画「横道世之介」に出演が決定した(左から)池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さん

 「悪人」で知られる人気作家、吉田修一さんの青春小説が原作の映画「横道世之介」(13年公開、沖田修一監督)で、主人公・横道世之介役を高良健吾さん、ヒロイン・与謝野祥子役を吉高由里子さんが演じると発表されたのに続いて、世之介の大学の友人・倉持一平役で池松壮亮(いけまつ・そうすけ)さん(22)、世之介があこがれる年上女性、片瀬千春役で伊藤歩さん(31)、女性に興味がない世之介の同級生、加藤雄介役で綾野剛さん(30)と若手実力派がそろって出演することが15日、明らかになった。

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 「横道世之介」は、吉田さんが08年4月1日~09年3月31日に毎日新聞夕刊で連載。09年9月に単行本化され、10年の本屋大賞3位と第23回柴田錬三郎賞を受賞した。主人公の横道世之介(高良さん)は長崎の港町に生まれ、18歳で大学進学のために上京した。嫌みのないずうずうしさと他人の頼みは断れないお人よしで、人がなぜか寄ってくるという性格。そんな世之介はふとしたきっかけで、待ち合わせに運転手付きの黒塗りの車で現れるような超お嬢様の与謝野祥子(吉高さん)と交際することになる……というストーリー。80年代後半に青春を送った若者たちの日常やその後をユーモアたっぷりに温かく描く。

 「南極料理人」(09年)や「キツツキと雨」(11年)で知られる沖田監督は、懸命に生きる人々を優しく見つめ、独特のユーモアを生み出す絶妙な演出には定評がある。また脚本は、劇団「五反田団」を主宰し、「生きてるものはいないのか」(石井岳龍監督)の原作・脚本を担当した前田司郎さんが沖田監督とともに手がけた。映画は、3月下旬にクランクインし、都内近郊や長崎で撮影して5月上旬にクランクアップ予定。(毎日新聞デジタル)

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