マンガ新連載:「機動戦士ガンダム サンダーボルト」 太田垣康男が描く骨太の一年戦争

「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の連載がスタートした「ビッグコミックスペリオール」(小学館)第8号の表紙
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「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の連載がスタートした「ビッグコミックスペリオール」(小学館)第8号の表紙

 雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。宇宙開発時代をテーマとしたマンガ「MOONLIGHT MILE」の太田垣康男さんが人気アニメ「機動戦士ガンダム」の“一年戦争”を描く「機動戦士ガンダム サンダーボルト」が23日発売の「ビッグコミックスペリオール」(小学館)第8号で始まった。

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 “一年戦争”とは、シリーズの初代「機動戦士ガンダム」で描かれたジオン公国の地球連邦からの独立を目指す戦い。物語の舞台となるのは、戦争によって破壊されたスペースコロニーや戦艦の残骸(ざんがい)が大量に舞う“サンダーボルト宙域”で、この宙域は、ジオン公国の要塞(ようさい)「ア・バオア・クー」への補給ルートで、宙域の奪還を目指す地球連邦軍とジオン公国による激しい戦いが行われている。地球連邦軍のイオ・フレミング少尉らはGM(ジム)204Fに乗り、サンダーボルト宙域に身を潜めるスナイパーに戦いを挑む……というストーリー。

 ◇ビッグコミックスペリオ−ル編集部 待永倫さん

 「スペリオ−ルでガンダムが連載」というと、唐突な印象を持たれる方も多いかもしれませんが、10年以上にわたり「MOONLIGHT MILE」という骨太な宇宙開発マンガを連載し続けてきた太田垣先生にとって、「機動戦士ガンダム」は自らのルーツともいうべき大切な作品でした。そして、その深い愛を知っていた私たち編集部からしてみると、タイミングもあるとはいえ、太田垣先生がガンダムを描くことは何か必然的な道筋だったように思います。舞台は一年戦争。圧倒的な画力で描かれるオリジナルアレンジのモビルスーツと、太田垣作品特有のリアリズム(漂うオイルのにおい!)、そして愛が詰まった渾身(こんしん)の集中連載をぜひお楽しみください。

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