昨年大ヒットしたドラマ「家政婦のミタ」に出演し、一躍人気子役の仲間入りをした本田望結ちゃん（7）。フィギュアスケートも熱心に練習していることから、ダンスの腕も見込まれ、このたび17日公開の米ドリームワークスの新作劇場版アニメ「長ぐつをはいたネコ」（クリス・ミラー監督）を踊りと歌でPRするダンスユニット「長ぐつ隊」の隊長に任命された。白猫の衣装にピンク色の長靴をはいた“隊長”の望結ちゃんに話を聞いた。（毎日新聞デジタル）

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　−−今回の「長ぐつ隊」の隊長をやってといわれたときはどう思いましたか？

　踊るのが好きなので、ダンスをやってといわれたのは初めてだったので、「やったー」というのもあったんですけど、（振り付けで）手が反対だったりしたらどうしようかと、ちょっと難しいかもと思ったんです。でも、先生もすごく優しくて、こっちが違うとか、こっちをこうした方がいいとか、教えてくださったので、すごくやりやすくて、覚えられました。

　−−男の子2人と望結ちゃんで「長ぐつ隊」を結成したそうですが、どんなダンスを踊るんですか？

　みんなで踊って歌ったりするダンスです。踊りは、（ネコの自分が）食べるネズミを捕まえようとガオーッてするところとか、「元気だよ」って（ポーズ）するところとかあいさつするところとかを体中を使ってやります。

　−−フィギュアスケートを習っていると思いますが、ダンスがスケートと違って難しい部分はどういうところですか？

　ダンスは体中使ってメリハリをつけていっぱい踊るっていうところで、スケートはすべってジャンプでぐっと跳んだりするので、どっちもメリハリをつけるとか、ジャンプを跳ぶとかなので、一緒という感じです。（踊りのジャンプはスケートと違って）軸が曲がっていたりしたら、曲がっているのと一緒にジャンプするときに曲がって跳んでしまうので、それをまっすぐするためにヨガとか、新体操とかバレエとかをやっています。

　−−ほかのメンバーは男の子なんですよね。望結ちゃんは女の子らしいポーズをするのかな。

　はい。（踊りの）最初のポーズとかも、ちょっとふにゃふにゃ起きてくるっていうところとか、だんだん起きてワーッとなるところとか、そういうところを望結らしくやりました。

　−−猫が主人公の映画ですけど、猫は好きですか。

　白くてフワフワしているのが好きです。

　−−3Dアニメ「長ぐつをはいたネコ」は「シュレック」に登場するキャラクターを主人公にしています。「シュレック」や今度の作品の中で「長ぐつをはいたネコ」以外に好きなキャラクターはいますか？

　（今回の主人公の）プス。すごく強いのでいいなと思いました。

　−−応援隊長らしく「長ぐつ隊」をPRしてください。

　見どころはみんなで踊って歌うので、みんなで楽しくというところをみなさんに見てもらいたいです。

　−−「家政婦のミタ」が高視聴率で話題になってから、お仕事も増えたと思いますが、いちばんどんなところが自分の中で変わりましたか？

　「家政婦のミタ」に出てから、せりふとか言うときも違う感じになりました。前はせりふがないときは映ってないと思っていたんですけど、そういうところも映っているので、せりふがないところも（役名の）希衣が何を考えているのかなって（自分で）考えるようになりました。役の気持ちになって演技をするようになりました。

　−−今、何をしているときが楽しいですか。

　スケートとかでいままで跳べなかったジャンプとかスピンとかがうまくいったとき、すごく楽しいです。荒川静香さんとか浅田真央さんにあこがれています。

　−−4月からは小学校2年生に進級しますが、2年生の目標を教えてください。

　2年生になったらお勉強が難しくなったりなので、難しくなってもスケートとかお芝居、学校の勉強とかも頑張りたいなと思います。

　−−2年生になったら九九を習いますよね。

　九九は一段、二段、三段、五段、九段はできます。

　−−学校ではこれからなのに予習をしているんだ。すごいですね。

　はい（照れ笑い）。

　＜プロフィル＞

　2004年6月1日、京都府生まれ。10年にピザハットのCMで芸能界デビュー。これまでにスペシャルドラマ「さよならぼくたちのようちえん」（日本テレビ系）、連続ドラマ「マルモのおきて」（フジテレビ系）、「美男ですね」（TBS系）などに出演。11年10～12月に放送した高視聴率ドラマ「家政婦のミタ」（日本テレビ系）で主人公・三田灯（松嶋菜々子さん）の派遣先で、父親と4人の子供が暮らす阿須田家の次女・希衣を演じ、注目される。「長ぐつをはいたネコ」（クリス・ミラー監督）は17日に3D、2D同時公開。日本語吹き替え版では主人公で長ぐつをはいたネコ・プスの声を竹中直人さん、タマゴのハンプティ・ダンプティの声を勝俣州和さんが担当している。