講談社：人気コミック「宇宙兄弟」最新巻を電子版と同時発売　電子コミックフェア

　小山宙哉さんの人気マンガ「宇宙兄弟」のコミックス最新17巻が単行本と同時に電子版でも配信されることが23日わかった。講談社が週刊マンガ誌「モーニング」の電子コミックを20以上の電子書店サイトで一斉に販売する「『モーニング』春の電子コミックフェア“朝☆電書”」の一環で、人気作が紙と電子で同時発売されるのは極めて異例。

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　同社はこれまで、11年7月に書籍・コミック計200作品を電子書店14サイトで、同年12月には同20サイトに拡大して配信するキャンペーンを実施。また同年10月には京極夏彦さんの小説「ルー＝ガルー2　インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」を単行本、ノベルズ、文庫、電子書籍という同社初の4形態同時発売を行うなど、電子書籍に積極的に取り組んでいる。

　今回は「ジパング」のかわぐちかいじさんが描く「僕はビートルズ」（藤井哲夫さん原作）や鎌谷悠希さんが描く中学校の合唱部が舞台の「少年ノート」、渡辺ペコさんが三十路を前に訪れた最後の思春期を赤裸々に描く「にこたま」が新たに電子化されるなど約50タイトルがそろう。

　4月26日までのキャンペーン期間中は、中村光さんのマンガ「聖☆おにいさん」のTシャツや「鬼灯の冷徹」の江口夏実さんのサイン入りポスター、同誌特製QUOカードが合計111人に当たる。（毎日新聞デジタル）